怖い現実体験したい人はぜひ。
騒音を立てる隣人に殺意すら抱く毎日。ついに限界を迎えて行動に起こすが…!?短い文章ながらも、他人事とは捉えられない出来事。あたなの身にも起こるかも…
わたくしが起きるより前の時間から毎朝洗濯機を回す隣人は殺そうと思いました。でもまあ、メタラーですから、わたくしも。夕方に爆音でメタることも、たまにはあるわけで。そんなことは棚にあげておきましたけれど。その部屋は更新せずに引っ越しましたよね。年寄りは朝が早くても、他人の迷惑を考えてくれないといけません。本作の主人公も自分のことは棚に上げておくびにも出しません。隣人ばかりに殺意を募らせ。そうなると擁護してくれる人もいません。超えてはいけない一線があるのですね。電咲響子さん流、四コマ風。
おもしろかったですが、こういう人、ほんとうにいそうで怖いです。ラストに向かって盛り上げてゆく構成がうまいと思いました。タイトルも内容に合っていてよいです。知人が病院に入院した時、夜中に子供が廊下を走り回っている音がうるさくて眠れませんでした。我慢していたものの、いっこうに音が止まないので病室のドアを開けて廊下を見ると誰もいなかったそうです。足音がほんとうに聞こえていたのか、それとも幻聴なのかしばらく不安だったと言っていました。
もっと見る