基本的な文章表現に難ありです。漢字や言葉遣いの間違いが散見されたことと、文頭は一字下げにするのが正式です。
それからなにより、「?」に関して言えば、前後にスペースは必要ありません。文中での使用に限り、のちに続く言葉の前に一字スペースを置くのが基本です。(置かない作家さんもいらっしゃいます)
このような文章の基本が守られていないと、どんなに素晴らしい物語でも気が散って読みにくくなるので、ぜひ気をつけて頂きたいです。
写真の永遠性と人の儚さの対比に恋を乗せた短編ですが、雰囲気は出ているもののそれぞれの深掘りが足りないために、いつかどこかで読んだ作品の下位変換の感が否めません。
特にラストですが、これは人の儚さを描くとしたらこれ以上にない手法なので、浅はかに手を出してしまうと、一気に陳腐になってしまうので、かなり危険です。
頼りなげでつかみどころがなく、無色透明のような美少女を描くなら、それなりのエピソードが作中で挿入されるか、そういった類の描写があれば、ラストがよりぐっと活きたかと思います。
お知らせ
和泉賞にご応募頂いてありがとうございました。佳作に選ばせて頂きました。
まずは企画にご参加頂き本当にありがとうございました。
読ませて頂いたので、勝手ながら評価させて頂きます。
・文章「4点/5点」
全体的に綺麗な文体でとても読みやすかったです。なので、改行をしたらもっと良くなると思いました。
・キャラクター「3点/5点」
主人公は特段目立つ所がある訳では有りませんが、むしろそこが一般人に近く、近親感を感じました。逆にいえば記憶に残る程のキャラクター性を感じられませんでした。
・世界観「4点/5点」
少し切ないラブストーリーを、これだけの短編小説にまとめたのはとても凄いと思いました。
・タイトル/キャッチコピー「5点/5点」
簡潔ですし、綺麗な対比の聞いているタイトルでとても良かったと思います。