佑佳

約2500文字程度の短編をたまにまとめているところです。 企画の関係のとかそういうやつですが間口は広いです、さあさあ遠慮なさらず。ほら、読んでって読んでって、面白かったら佑佳の…

　いま、小学六年のモモのクラスでは『ペアガ』が流行っている。 　正直、モモは『ペアガ』が羨ましい。 　めぼしいひとを見つけたら、ちょっとやってみたいもん――！ 　令和小学生のリ…

　鞠が働く街外れのリサイクルショップには、喧騒とは違うゆーったりのーんびりとした時間が流れている。 　それもこれも、不思議な調子の店主・忽那さんが原因？ 「忽那さんってたまに独り…

〈あらすじ〉 　弓道部の友達の応援をしに、市内の体育センターへ大会を見に来た佐々井青磁(ささいせいじ)。 　女子個人戦の決勝戦で、とても美しい引き方をした女の子に見とれてしまう。…

　引越しの挨拶のため、その町でもっともチカラの強い『場所』へ向かった遙華。そこで待ち構えていたのは男の子の霊体であった。 「今世こそボクと一緒に過ごそう」 　そう言ってイケメ…

　湿地のロリニアに国定保護指定の森がある。そこに棲む森小人は誰に害なす存在ではないのに、あるとき突然村を焼かれて根絶やしにされた。 　なぜ。なぜなんだ。意図不明な現実にエリクは無…

　世間を騒がせている怪盗集団『かたゆでたまご』は、いまどきにしては珍しく予告状を送り付けては警察と対峙し、なのにその尻尾すら掴むことができない謎多き集団だ。 　俺が警察官になって…

　マンションの隣の家に引っ越してきたお姉さんは、中学三年生らしい。毎朝エレベーターの前でぼくと遭遇して、エレベーターで一緒に一階へ降りている。 　お姉さんは、ストレートの長い黒髪…

　数年前小学五年生だった、隣に住んでいた『琢ちゃん』。彼はいまも私の大切な思い出の人――。 　仕事の関係で、そんな琢ちゃんの自宅マンションに立ち寄ることになった瑠由。 　懐かしく…

《2022年2月　文芸社より書籍販売開始》 　全国書店ならびにネットショップでお求めいただけます。 　詳しくはTwitterにて。よしなに。 　高校三年生の未咲は母子家庭で育…

小春日和のある日──それは二人が出逢って何度目かの秋のとある一日。 鈍行に揺られ、着いた先の古い木造住宅の引き戸に手をかけた、ひょろ長男と無遠慮女の『決意』と『誓い』の告白の一時…

佑佳作品一の探偵×佑佳作品一のスパダリの兄×佑佳作品一の怪盗 　佑佳作品一の探偵、柳田良二。 　彼は本編ではあんまり探偵らしくないけれど、ちゃんと探偵らしく働いているときもあ…

どこか、とある地のアンティーク店。 薄暗がりの店内に居る女店主は、義足の凄腕魔術師。 早朝、そのアンティーク店へ逃げ込んできたものがあった。 「命を狙ってくる追っ手から逃げ…

前半は群像的ラブコメ調子のドタバタ劇。 後半に行くほど赤面不可避の恋愛ストーリーになっていきますので、その濃淡をご期待くださいますと嬉しいです。 《一話2700字平均ずつ》 ♧…

ぶっきらぼうな弟の後を追って事務所を出た俺──柳田善一は、ふわっと薫った花の匂いに誘われて隣の花屋に入ってみる。 そこで見つけた、珍しい花。……俺にとっては珍しいってだけで、もし…

私が好きになった人は、交換日記の君。 控えめで、運動と魔術は苦手で、目立たないタイプ。 歌が上手くて、クラシック音楽に詳しい。 読書が好きで、優しくて、人を想う気持ちは抜きん出て…

幼なじみを助けたぼくは、幼なじみに棄てられてしまった。 どうして？ ぼくは、ゴミ掃除をしただけだ。 キミを恐怖に陥れようとするものから、助けただけだ。 ────────────…

とあるマンションの管理人のおじさんから聞いた話。 実話かどうかは、あなた次第。 一話完結の詰め合わせですのでお好きなタイトルからお読みください。 ©️佑佳2016-2023

ハタチの誕生日を迎えた『SAM the PERFORMER』ことサミュエル。 彼が五才の頃から見てきたとある二人の背中を統合させて、今思い出の広場でうきうきのパフォーマンスを始め…

《2019年8月　幻冬舎より書籍販売開始》 全国書店ならびにネットショッピングにてお求めいただけます。 詳しくはTwitterまで。 よしなに。 ───────────────…

【C-LOVERS】https://kakuyomu.jp/works/1177354054885519320 のその後で、完全書き下ろし作です。 『C』の魔法の、その先のお話で…

僕達は肝試しをやってみただけだったんだ。 ホントに居るとかじゃなくて、ちょっと「怖かったね」で終わると思ってたんだ──。 ─────────────────── 人生で初めて…