憂杞

宝とは掛けられてきた時間と希少性、つまり思い入れと掛け替えのなさによって価値を増していくものです。そして、その価値は宝のことをよく知らない他者からすれば分かりにくいものでもあります…続きを読む

絶妙に奇妙な導入部と、文字を巧みに用いた鮮明な描写に強く引き込まれる掌編でした。「ナナナナナナ」が織り成す幻想的な体験を是非ご賞味あれ。

これぞ掌編！ といった感じの作品でとても好きです。テンポ良くするすると読める文章で丁寧に布石を打ち、そしてラストで一気に落とす感じ。お見事でした。

　第101話『「カクヨム」より通達』まで読んでレビューを書かせて頂きます。私のよく知るカクヨム作家さん1名がまさかの敵として登場した場面から引き込まれ、ここまで読み進めるに至りまし…続きを読む

勇者ギルドから戦力外通告を受け追放された回復術士・エイダが、戦争の最前線より「衛生兵」の概念を築いていく物語。五体満足を見込めるほどの治癒はもちろん素晴らしいが、戦地では命を素早く…続きを読む

読み終えて真っ先に浮かんだのはそんなコメントでした。 口の中で紙が溶ける感覚、高揚感、少し経って倦怠感、焦燥感、そして―― 色鉛筆や絵の具で風景が次々と描かれていく様を見ているよ…続きを読む

高校一年生の鳴海はある日、天空に浮く島々の中に迷い込む。両親や友達との記憶も失われ、アテがないながらも出口を探して彷徨う。 ファンタジックで絵本に出てきそうな舞台を、鳴海は満喫しな…続きを読む

勉強が不得意な体育会系女子・志津本と、泣けるライト文芸を愛してやまない男・市井が織りなすドタバタ青春ラブストーリー。 始めは悲劇のヒロインを渇望する市井を見て「あーこういう人います…続きを読む

例えば大事な人が病に臥せっている時に、自分がしてやれることは何か。その答えはきっと、お医者さんになってその人の体にメスを入れる以外にも沢山あります。 例えば、身近な知識をつけるこ…続きを読む

世界観が好きです。一話完結の短編ですが、主人公が今に至るまでに沢山の試行錯誤を重ねてきたことがよく伝わりました。

読者の皆様、誠にありがとうございます。
次のコンテストでも宜しくお願いします。

どんな一日も、どんな自分も、存在を否定したりはしない。 楽しい日も、悲しい日も、忘れたい日も、書き留める。 「こんな日もあったな」と、笑って読み返す日が来るから。 綴られる言葉は…続きを読む

殺し屋独特の雰囲気（勢い？）に痺れました。
華奢で穏やかな新人さんに、これからの期待も高まります。