絶滅野営

作者 鳥辺野九

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★★★ Excellent!!!

人類どころか、家畜、果てには虫まで(!)絶滅してしまったらしい。そんな東京を、家族ゆずりのキャンプ知識でしっかり生き延びている女子高校生。

自分以外誰もいない、不安で孤独だけどどこかのんびりと自由な世界で、自分のためにおいしいご飯をつくり、苦労してお風呂に入ったりする描写は、それだけでも追体験する楽しさがある。

でも、しだいに明かされていく人類絶滅前夜や、生き残りの彼女を狙う「夜の闇」との奇妙な交流が、この物語を「それだけではない」ものに変えていく。

読者に考える余地を残したラストまで、予測のつかない素晴らしい展開。ぜひ、さらに多くの人に読まれてほしい。

★★★ Excellent!!!


短い飯テロ話が連なったお話です。
絶滅後のご飯なんて乾物とかサプリメントとか、味気ないものばかりかな?と思って読んでみたらどれもかなり美味しそう……!!しかもリアルです。実際に作ってみたいと思いました。レシピ本を出してほしいです。来るべき終末のために。
人類最後として残された女子高生が、自分が持つキャンプ知識を総動員して毎回最高の料理を私たちに披露してくれます。
ごちそうさまでした。

本当の意味での最後の晩餐を豊かなものにするために、このお話からもっと勉強しようと思います。