〝これ〟が、私の求めた本。

狂気とは普遍的かつ無機質に継承されていった言葉から整然と組み上げられた理論によって成り立ってしまっているものなのではないか、などと考えさせられる上質なサイコホラー掌編でした。最後の店主のセリフからも倫理の崩壊ぶりがよく表れていてゾッとしました。