タイトルというのはどんな文章において非常に重要なものです。
最近だとタイトルが文章のように長いものも随分多いようですが、私見ではこれはあまり褒められたものではないと思っています。
だってそうではないですか? 「私はこの物語を端的に表現する能力がございません」と自ら吐露しているようなものなんですから。
足すことより省くことの方が往々にして難しいものなのです。
そして良い物語というのには例えばヒューゴー賞を三連続受賞したN.K.ジェミシン三部作の一『第五の季節』くらい端的で、かつ引き寄せられるタイトルがあるものです。
もう少しラノベに寄せるのであれば『86』があげられるでしょうか。これも実に作品をよく表したタイトルですし、その中の文章は「これホントにラノベ?」と思うほど遒勁を極めています。
しかしタイトルを短くするのが難しいというのはけだし真実。長いタイトルに比べてどうしても情報量は制限されてしまいます。
その結果、タイトルがそのジャンル好きたちの目にとまりにくいものになってしまった作品というのもあるのではないでしょうか。
今回はそんな作品たちを募集したいと思います。
【募集要件】
・タイトルとその小説ジャンルにギャップのある小説
例:タイトル『ゆるふわ卵戦記』 小説ジャンル「ホラー」
・タイトルが20文字以内であること(※読める文字のみでのカウントで、記号句読点は除く)
・一人一作
読み合いは強制ではありませんが、当方としては一応参加作へはさわりだけでも読みに行く予定です。(無理だったらごめんなさい)
最後に拙著『転生なんかクソくらえ』(ミステリー)をそっと置いておきます。
https://kakuyomu.jp/works/16817330669271242308
参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「タイトルと小説ジャンルにギャップがある作品集(※要件必読)」を選択してください。
このイベントの参加受付は終了しました。ありがとうございました。
ハートは既読のつもりでつけます。好きな言葉は明窓浄机、大嫌いなのは粗製濫造。現状ミステリー一作しか書いていないが、ミステリー好きというわけではない。読書速度はカメと競争して負けるレベル。大衆に刺さる…もっと見る
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