まず目を引くのはタイトルになりますが、この伏線の回収を追いかけ続けることが、この物語の結末を知るカギになります!
この作品の世界観は、シンプルながらもよく構成されていて、その中に散りばめられた伏線を回収していくことで、物語の最後をより楽しめるようになっていました。
舞台背景や状況表現も丁寧に描写されていて、この作品の世界観を壊すことなく自然に受け入れさせてくれました。
登場するキャラクターも個性が強く、それぞれに信念と目的があり、その辺もしっかりと描かれていて面白いです。
キャラクター同士の掛け合いでは、愛嬌を見せてくれたりと話の流れにいい緩急をつけてくれていて、読んでいても飽きさせません!
作品の中では『魔法』が戦闘の主体になっていますが、この魔法も個々に特徴があり、よく考えられた設定を作り出しています。
魔法を駆使した頭脳戦では、相手を倒すのではなく、出し抜くことの痛快さを味わわせてもらえるように描写もよく練り上げられてます。
このレビューを書いている時点では、第一章が完結するところまで描かれています。
この作品の続きも含めて、是非ご一読頂きたいと感じた作品でした!