突如発生した陥没穴により、ほとんどを飲み込まれてしまった魔法都市。桃髪の少女は生死不明のご主人様を探しに、陥没穴へと探索に向かいます。果たして少女は無事、陥没穴から地上へ帰ることができるのか⁉︎
素敵な異世界ファンタジー作品、此処にあります!
まず、桃髪の少女が陥没穴で出会う仲間たちが皆とっても個性的で、魅力的です。愉快な登場人物たちはそれぞれに、「花」をモチーフとして与えられており、作者様が登場人物一人一人を大切に、物語を紡がれていることがうかがえます。
そして、魔法を使ったドキドキの戦闘描写、桃髪の少女と狼の相棒とのバディ、桃髪の少女とご主人様である青髪の少女の主従関係などなど。
異世界ファンタジーの面白さが、この作品にはたっぷりと詰め込まれています!
なんといってもインパクトがすごい、「エリンギのおいしい食べ方」というタイトル。
果たして、このタイトルの意味とは?
こちらは物語を読み進めていってのお楽しみです。
作者様の代名詞とも言える、「エリンギ」ファンタジー。とっても気になりませんか。
こちらの作品を読めば、青髪と桃髪の少女たちにもっと会いたくなってしまうこと間違いなしです。
桃髪の少女は、無事にケモミミのご主人様を陥没穴から救い出せるのか。
第一章完結時点ではまだまだ謎が沢山の物語。大変素敵な作品なので、是非是非皆様ご一読下さい!
まず目を引くのはタイトルになりますが、この伏線の回収を追いかけ続けることが、この物語の結末を知るカギになります!
この作品の世界観は、シンプルながらもよく構成されていて、その中に散りばめられた伏線を回収していくことで、物語の最後をより楽しめるようになっていました。
舞台背景や状況表現も丁寧に描写されていて、この作品の世界観を壊すことなく自然に受け入れさせてくれました。
登場するキャラクターも個性が強く、それぞれに信念と目的があり、その辺もしっかりと描かれていて面白いです。
キャラクター同士の掛け合いでは、愛嬌を見せてくれたりと話の流れにいい緩急をつけてくれていて、読んでいても飽きさせません!
作品の中では『魔法』が戦闘の主体になっていますが、この魔法も個々に特徴があり、よく考えられた設定を作り出しています。
魔法を駆使した頭脳戦では、相手を倒すのではなく、出し抜くことの痛快さを味わわせてもらえるように描写もよく練り上げられてます。
このレビューを書いている時点では、第一章が完結するところまで描かれています。
この作品の続きも含めて、是非ご一読頂きたいと感じた作品でした!