• 主催者:藍豆
  • 2022年3月11日 11:34 作成
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参加作品数

24

参加受付期間

  • 終了

企画内容

 読み合いではありません。
 自主企画などでよく見かける「娯楽くらい何も考えずに楽しみたい」という理屈。皆さんはどうお感じになるでしょうか?
 実はこれ、人という生き物をものすごく低い水準に捉えた考え方なんですよね。人間が、本当に何も考えずに娯楽を楽しむと思いますか? そんなわけありません。楽しさは脳が感じることであり、そこには何らかの思考や感性が伴います。
 特に大人にとって、そういった思考や感性が複雑化するのは避けようのないこと。大人になればなるほど世の中の仕組みや人の心の機微に触れる機会が増え、どんな物事も捉え方が子供のそれとは異なり高度になっていきます。
 それは娯楽も同じで、ゆえに子供の頃は夢中になれた幼稚な遊びや物語も、大人になると楽しめなくなってしまう。それは世間の荒波のなかで生きる強さを獲得したからこその変化です。
 ようするに冒頭で述べたような主張というのは、人間が生きていく上で自然に生じる反応すら否定するような、あまりに極端で無知な捉え方というわけです。そのような思い込みにとらわれているから、いざ何かを考えようとしてもまともに頭が働かない。自分の考えを構築できないから、すぐに誰かの影響を受ける。快楽ばかり追求するから、生き方に節度がなくなる。並みの人なら無理なくできるようなことでさえ、難しく億劫なものに感じてしまう。きっと人生のあらゆるものがそういう水準なのでしょう。
 そこでこの企画では一般的な大人が無理なく楽しめる物語を募集します。もちろん脳を停止して楽しむようなものではありません。文章も実社会で公然とやり取りされる水準に限らせていただきます。
 参加条件は以下の通り。違反作品は断りなく除外するつもりでしたが、キリがないので放置することにします。

(参加条件)
・ストーリーや設定が子供向けではなく、一般的な大人が楽しめる程度に現実味や複雑さを有していること
・タグに純文学、文芸、ライト文芸(※)のいずれかの記載があり、実際の文章もその水準であること

※ここでいうライト文芸とは、文芸とラノベの中間くらいの文体を意味します

参加方法

参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「大人が無理なく楽しめる物語」を選択してください。

運営より

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  • イベントへの参加・解除は開催中のみ可能です

参加作品一覧