突然不条理な世界に突き落とされ、
命までをも危うい状況だとしたら・・・・・・?
主人公・咲良は愛する世界から隔絶され、
絶望の中スタートを切ります。
それでも、彼女は走り始め、走り続ける。
けれど、脅威と悪夢は、確実に彼女に近づいていて―――。
本作のテーマは、作者様の言う「光と闇の間」、もとい
❝ 絶望と希望の間 ❞ではないでしょうか。
信じることが闇雲であっても、その先にかすかにでも光があるのなら。
いや、むしろ何も確信がないからこそ。
そのとき人は、自分に課した運命を、問われるのではないでしょうか。
掲載中の120話まで読んでの、今の時点での感想です。
続きを楽しみにしております。
等身大を行く主人公らしい主人公サクラは、目覚めると謎の研究施設にいた。
得体の知れないモンスター、エムズという能力者としての資質、自分の力を利用しようとする者たち。数多の困難が待ち受ける中で、サクラは幾度となくこの言葉を心の中で唱える。
『 GO・FOR・IT、当たってくだけろッ! 』
この言葉に何度も背中を押されるのは、登場人物たちだけではない。
読者もこの言葉の勢いに押され、読み進める推進力を得ることになるはず。
壮大な物語。徐々に明かされていく謎。人々の関係性、苦悩、乗り越える勇気。
サクラに待ち受ける運命は果たして……。
渾身の一作、「アナザーワールド」があなたを待っています。
最初、同じ作家さんの書かれた「漫画家をやめて小説を書き始めた理由」が目に留まって読んでいたのですが、まぁ普通の人がすることのないであろう面白い体験談ばかりで「凄いなこの人!」と思い、一体どんな作品を書いているのだろう? と興味をそそられてこの作品を読んでいます。
まだ一章の途中までしか読んでいないのですが、主人公サクラの迷い込んだアナザーワールドが、恐ろしく不気味な地下世界でありながらも、背景の描写などからどこか妙に惹き付けられる世界観が生まれていて、個人的にとても好みです。文体も柔らかくシンプルで、すっと頭の中に入ってくる感じがあってサクサク読み進められました。
虚構と現実が入り乱れる中で、サクラは一体何を思い、何処へ向かうのか? この先のサクラの行動に目が離せません!
ありがとうございました!