数ある企画の中から、再び(あるいは初めて)見つけてくださり、ありがとうございます。
主催者の私は、言葉というパレットを使って、心の中の景色を写生する楽しさに魅了されている初心者です。
前回の第16回「二人称表現(「あなた」への語りかけ)」では、語りかける対象を「あなた」や「君」に設定し、まるで静かな手紙を開くような親密で切ない言葉の魔法に挑戦しました。皆様が部室に持ち寄ってくださった、胸の奥にそっと触れてくるような深い愛おしさと温かい余韻に満ちた物語たちに触れ、まるで大切な便りを共に読みあうような、贅沢で愛おしい時間を過ごさせていただきました。
今回は、物語の中に静かな「種」をまき、最後にそれが鮮やかに花開くような仕掛けの魔法をみんなで練習してみたいと思います。
■ 今回のテーマ:伏線(ふくせん)回収
今回は、物語の序盤や何気ない場面に小さな「違和感」や「小道具」「言葉」をそっと潜ませておき、終盤でその意味を明かして読者をハッとさせる「伏線回収」に挑戦してみませんか?
「本格ミステリーを書かなきゃいけないのかな?」と難しく考える必要は全くありません。たった一つの「小さな種まき」と、それが結びつく「なるほど!」という発見があれば、どんなジャンルでも素敵な伏線回収になります。
・例:
「主人公がいつも持ち歩いている壊れた懐中時計。物語の最後、それが大切な人から贈られた約束の品だったことが明かされる。」
・例:
「何気ない日常の会話で言及された『雨の日の癖』が、終盤のすれ違いを解き明かす鍵になる。」
・効果:
何気ない場面に潜む小さな伏線が繋がった瞬間、読者に「あ、そういうことだったんだ!」という爽快感や、物語が一気に深まるような強い感動を与えることができます。
「『あ!あの時のあれが、ここに繋がっていたんだ』と読者がニヤリとするような、小さな種をひとつだけ仕込んでみよう」「最後の1行で、それまでの景色が違って見えるような瞬間を作ってみよう」など、自分の物語に密やかな仕掛けを施すような、実験的な気持ちで大丈夫です。
私自身も「この何気ない日常に、どんな小さな種をまこうかな?」と、宝物をそっと隠すようなワクワクした気持ちで投稿します。
■ 参加ルール(ゆるく、心地よく)
・形式: 詩、散文、短歌、小説の一部など、形式は自由です。
・内容: 伏線回収(物語の中に小さな違和感や小道具、言葉などの種を仕込み、終盤でそれを鮮やかに回収する表現)を意識したフレーズや展開が一つでも入っている作品。
・交流について: 読み合いや感想の強制はありません。「練習作」や「書き置き」として置いていくだけで大丈夫です。
⚠️ 【主催者から大切なお願いと注釈】
・内容に関するお願い
政治や宗教、犯罪、過度な暴力や性的表現など、少しコメントしづらい内容の作品に関しては、読ませていただいても応援メッセージなどを控えさせていただく可能性がございます。あらかじめご了承ください。
・作品の「再参加」に関するご注意
過去に参加された作品を一度取り下げて「再参加(再投稿)」などされた場合、システムの仕様上、最新のリストではなく過去の位置に埋もれてしまい、主催者が気づけない場合がございます。こちらもあらかじめご了承ください。
・話数について
主催者の確認時間の都合上、10話を大幅に超える長編作品については、すべてに目を通すことができない可能性がございます。参加は大歓迎ですが、その点だけご了承ください。
■ 主主催者より
初心者の方も、ベテランの方も、どうぞ気楽に部室のドアを叩いてください。
「日常に小さな種をまく。それだけで、物語は最後に鮮やかな花を咲かせ始める」。そんな言葉の魔法を、みんなで机を並べて楽しめたら嬉しいです。
皆様の豊かな感性が仕掛ける、鮮やかで愛おしい伏線回収の物語を心よりお待ちしております。
参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「【自主企画】第17回カクヨム文芸部 ── お題:伏線(ふくせん)回収」を選択してください。
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