「退廃世界」を含む小説

100年以上続いた2カ国の戦争は終結し和平を迎えた。それから9年、されど与えられた平和は蠱毒に似て、遺されたものは溢れている。 捨てられたものたちの街には神様はいない。利便さを求…

とある国には文字通り上下格差が激しい。 縦に長くなった国の上層部には富裕層と政治家が住み、いらないと判断された国民は全て最下層に落とされる。 その最下層で運び屋として働くソラ、あ…

　──死にたいメリノは、不死の病に侵されている。 　喧嘩別れした恋人の死と色々な不幸をきっかけに、偶然出会ったドロボウの青年・オーシャンと町の外へ出かけることにした。 　終わりか…

家畜と呼ばれる下層に暮らす 名前のない僕が 上層から捨てられた 名前すら捨てた君と 名前を欲しがる心を探す きっと何もなくて全てがあった 世界はこんなに奇麗なんだ ――――――…

ドラッグに満ちた世紀末的世界において「終焉」を望むと、本当に神が叶えてくれた話です。

コロナ禍でどこにも出かけられないので、せめて物語の中で旅行してる雰囲気だけでも味わえれば……

エコっていう主人公が真っ白な部屋越しに延々とゴミを燃やし続けます。ゴミは空から補充されるので、仕事に終わりは在りません。そして段々と精神がおかしくなっていきます。

　荒廃した世界。汚染された世界の浄化を担う海斗は、本来は何物も受け付けないはずの瘴気の海を泳ぐ少女と出会った。 　カクヨム登録一か月の新参者です。 　よろしくお願いします。 …

異世界の夢の中で、目覚めるために、少年と少女は夢の支配者と戦う。 夢を見ていると自覚している今も、夢を見ているかもしれない… そんな世界と夢の仮説。

人類が衰退した近未来。 地球上に残ったのは、愛を見失った人類だった。 ある日僕は、一人の少女の管理を命じられた。 彼女は、この地球上に唯一残された愛を求め続ける人類だった。 少…

右手に陰茎が生えた唯湖もまた、「終末世界症候群」からは逃れられなかった。恋人のわたしが持っているのはことばだけ。おかしく滅んでいく世界で、ちょっとずつでもいいからふたりで生きてい…

　廃惑星ヴェスタンシェ。戦争によって、優れた文明が滅び去った惑星。その中心部イウェーリアには機械文明が栄えるが、辺境の地では蒸気機関車が走るのみ。 　かつての栄光はいずこ？　中央…

どうやら世界は滅びるらしい。 だけど人類は一丸になって戦ったりはしなかったし、超人が助けに来てもくれなかったし、英雄が生まれる事も無かった。 そんな滅びゆく世界の中──とは言って…

目が覚めるとそこは荒廃した、終わった世界。 自分の他にはドラールと名乗る少女ただ1人。 何故？何処？誰？ 深入りすればする程深まる謎。 ……謎は、解かないで。

　巨大昆虫や人喰い松等の凶暴な動植物が蔓延り、人類文明が退廃の下り坂を駆け下りている今日。人類は自らが創りだした遺伝子改造生物や機械兵器から逃げ惑いながら生きなければならなくなっ…

人口爆発に大気汚染──地表に安全な場所を失いつつある現実世界に見切りをつけた人類は、争いのない仮想世界「プルステラ」へと移住する「アニマリーヴ計画」を施行するが、突如仕様外の怪物…