「西部風」を含む小説

一攫千金を夢見て、荒野に足を踏み入れた田舎の青年、テオ・イエット。 テオはそこで不思議な少年イルに出会う 巡り会った二人が辿る物語。

当方の短編集「よしなし事をもろもろに」の中から大幅な修正を加えつつ、カクヨムコン用に抜き出してきました。小難しいこと一切なしに、ただただドタバタを楽しんで頂けるようになっているか…

時は明治三年（１８７０年）真夏のサンフランシスコ。維新討伐の難を逃れ、勝海舟の差し金で逃亡した二人の国事犯が横浜から上陸した。一人はかの徳川家康を二度敗走させた真田昌幸の遺した極…

【簡易なあらすじ】 　家出中、様々な要因から賞金を懸けられてしまったので、ピンチを救ってくれたイケメン＆美人双子な列車強盗三人組に護衛してもらいながら、帰宅する為、荒野を駆けます…

ハーモナイズ王国が反乱軍によって滅ぼされ、世界はその秩序を失っていた。 反乱軍は王国滅亡後に新政権を立てることなく解散。 一方で王国の残党――ジャド·ギ·モレー率いるテンプル…

※台詞劇風の物語になります。 とある閑散とした酒場で一人の男が酒を飲んでいた。 男は何かから逃げるように酒を飲んでいる。 そこに、別の男が入ってきた。彼は自分をギャンブラーだとい…

「当ても無いただの流れ者さ。そんな洒落たもんじゃねぇよ」 　砂漠の街ミドガに現れた一人の賞金稼ぎ。彼女の名はディーン。 　馬の姿を模した機械の獣――ニール――を駆るその姿に人々…

ファンタジー短編。 荒れ果てた岩石砂漠の街。他の土地から移住してきた女性が、用心棒を雇って酒場を開店する。が、突然始まる、嫌がらせめいた、奇妙な客の闖入。それは嫌がらせではなく実…

今ではないいつかの時代、ここではないどこかの場所。十九世紀後半のアメリカ風異世界、十年にも及んだ国民戦争の遺物により、異能力者がひしめく大陸西部が舞台。 小器用な賞金稼ぎの青年、…

ファンタジー短編。 「魔石」が枯渇し、魔法が衰退しつつある世界。魔石鉱山だったさびれた砂漠の街で、舌先三寸で他愛ない嘘を並べ立てる若者レジェンが、口にした言葉すべてを真実に変え…

　荒野に浮かぶ太陽が、《僕》の肌を焦がすかのように照りつける。見上げるたびに、なんでこんな所に隠れてしまったのか、と思わされ、悲しくなった。 　日課のジャンクハントを終えた帰りに…

　移民惑星アルファメガには、人知れず都市が消えていくという奇妙な噂があった。 　都市消失専任調査官マッケイは巡回保安官に偽装、小都市ルゴへ潜入する。 　しかし、テレパシー匿名通話…