概要
僕は、僕の躰を、嫌な奴だと思った。
荒野に浮かぶ太陽が、《僕》の肌を焦がすかのように照りつける。見上げるたびに、なんでこんな所に隠れてしまったのか、と思わされ、悲しくなった。
日課のジャンクハントを終えた帰りに襲撃された僕は、無意識のうちに崖下の岩陰に隠れてしまった。射手がどこにいるかも分からないのに。そして周りの地形も分からないのに。
太陽は容赦なく僕の躰から水分を奪い、またしても僕の躰が、勝手に、水筒の水を欲しがりはじめる。
だから僕は、僕の躰を、嫌な奴だと思った。
残酷・暴力・性描写がありますのでご注意ください。
というか全編そんな調子です。
なろうにも重複投稿中。
日課のジャンクハントを終えた帰りに襲撃された僕は、無意識のうちに崖下の岩陰に隠れてしまった。射手がどこにいるかも分からないのに。そして周りの地形も分からないのに。
太陽は容赦なく僕の躰から水分を奪い、またしても僕の躰が、勝手に、水筒の水を欲しがりはじめる。
だから僕は、僕の躰を、嫌な奴だと思った。
残酷・暴力・性描写がありますのでご注意ください。
というか全編そんな調子です。
なろうにも重複投稿中。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!僕と、フルールと、艶やかな銃たち。血の匂いと、飴の甘さと。
熱を持った銃身の焼ける臭いと、血の匂い、爆ぜる肉。映像として浮かび上がってくるような、激しくテンポの良い銃撃戦の描写。だけどそれが必要以上に生々しくないのは、独特の一人称で語られる、僕と、僕の躰と、僕の操る銃との不思議な距離感があるからなのでしょうか。僕というフィルターを通して僕の躰が行う凄惨な行為は、読んでいて戸惑うと共に引き込まれます。
内容としては、すべてが語られているのではなく、ふわりと浮上した僕の短時間の夢想のような印象で、端々に出てくる単語から、主人公の生い立ちを感じつつ、執拗に男たちに銃口を向ける僕の体の感情を想像する次第です。
最後に私事になるのですが、下記サイトにて…続きを読む