「耽美系」を含む小説

　ごく普通の会社員平川静一には『緊縛』という倒錯的な趣味があった。 　元恋人にコレクションを全て捨てられた静一は、ある日黒い肌襦袢を身に纏った男性が緋色の縄に縛られていく配信の…

『青薔薇は魔を招く』 ……巷ではそう言われているけれど、僕はそうじゃないって信じていた。 「幸せの青い薔薇」って僕の死んだお母さんは言っていたから。 吸血姫と僕っ子の百合なら…

公爵令息に転生したキトリー（天然無自覚）は王子と婚約破棄をして、従者である塩顔耽美系・蛇獣人のレノ（イケメン好青年）を連れて郊外にある別邸に移り住んだ。 そして、そこで”ようやく…

「R.B.ブッコローの二次創作コンテスト」結果発表ページで、「最終選考会で議論されていた作品」として挙げていただきました。 https://kakuyomu.jp/info/e…

・「殺伐感情戦線」第二十八回〜第七十回、参加作。 ・週に一回発表されるお題に沿って、1話ずつ書いていきました。完結済み。 ・学園百合ホラー・ダークファンタジー。長編です。グロ＆微…

狂おしすぎるその花は 無邪気に僕を傷つける 歪んだ世界で 傷口を求めている 壊れた旋律 明日は閉ざされたまま

新社会人として一人暮らしをはじめる主人公、ヒロが引っ越してきた社宅の前には、二本の尖塔がそびえる大きな洋館があった。 庭には黒薔薇が生い茂り、黒づくめの美少女と執事風の青年が棲ん…

「痴人の愛」は好きですか？ 私は大好きです。 その作品をリスペクトして書いた 拙い作品です。 直接的ではないにしろリスペクトした作品が耽美系であるため、若干の大人表現はあるか…

七夕が誕生日の少女・文（ふみ）。誕生日祝いの約束を父親に破られて家出した先、彼女は不思議な青年の屋敷に誘われるが．．．。 耽美系に擬人化されたクトゥルフ神話の神格と、人間の女の子…

東京の高校に通う僕は、空虚な生活に倦み疲れて、夏休みに思いつきで旅に出る。 なんとなく降り立った田舎の村、宿泊のため訪れた宿で、僕は美しい双子の少女に出会う。 褐色の肌が眩く…

昭和初期の寂れた炭鉱町。 そこに暮らす「僕」は映画館で同級生の少年と出会う。 その少年はスクリーンに映しだされる女優を指差して言った。 ――あれは僕なんだよ。 二人の少年…

紅葉の鮮やかな季節、小百合は山奥にある屋敷を訪れた。 和風耽美系を目指した（目指しただけ）の掌編。開催時の季節ネタだった紅葉風景をえがいてます。 和風創作企画『絢』 （@…