「純愛 身分差」を含む小説

　前作『二番目な僕と一番の彼女』の世界の続編です。前作をご覧になって頂けて、お好みに合う方がいらっしゃれば、後日談として空き時間のお供になれますと幸いです。 　同じ高校に通う…

　魔王の息子サイガは、特殊な色の髪と瞳を持ちながらも、人間のように見える。サイガは魔族の雌に興味がなく、人間の女の子と仲良くなりたいと願っている。 　ある日、魔王から許可をもら…

冬のある日、珍しく客人が来た。 ーーーーーー 学校の文芸部に寄贈したものを少し手直し、加筆しました。 冬の二人から始まり、これから春夏秋冬が流れて…

【完結まで執筆済/ハッピーエンド保証】 「お前は国益のための道具だ」 冷酷な父にそう告げられ、戦争目前の敵国へ送られた大公令嬢セレスタ。 そこで出会ったのは、平民出身ゆえに不遇…

【完結まで執筆済/ハッピーエンド保証】 「完成したら、一番最初にあんたを乗せてやる」――その約束を守るため、二人は鉄の馬で戦場を駆ける！ 帝国の公爵令嬢エリザベートは、実家か…

病に冒された姫を救うために、命を懸けた旅に出る奴隷の青年。 どうか、姫の病が癒えますように。 光り輝く笑顔を取り戻してくれますように。 そうして、姫が国一番の商人のもとへ嫁ぐこ…

他サイトでジャンル別トレンド一位、総合ランキング九位を頂いた作品になります。コミカライズコンテスト用に情景描写を削っており、台詞が大半を占めます。 読みづらい部分もあると思います…

「クレア様⁉︎」 物音を聞いて慌てて駆けつけたのだろう。随分とお世話になった侍女が、扉を開いて呆然としているのが見える。呆然としたくもなるだろう。魔術なんか使えないと侮っていた…

　私の主人は他人の心の解らぬ人でした。子爵家当主としてそれが褒められるべきことか貶されるべきことか、それは一概には言えないでしょう。しかしながら結果として子爵のその特徴は、特長で…

王妃として幸福に長寿を全うした老婆は死を目前にして虚無感に襲われる。死を悟った老婆は、目覚めると17歳の時に戻っていた。正しく生きて虚しかったのなら間違えればいい。そう考えた彼女…

草花や動物と会話ができ、精霊の力を使役できるというドルイド。島国ダナンに住むフリッカは、そんなドルイドの見習いだった。正式なドルイドになるために王宮に務めるフリッカは、ある日王家…

レベンタウは14歳。貴族の娘。ラムセス二世の王宮へ、召使いとして奉公へ上がる。 第四王子カエムワセトの掃除係を任されることになった彼女。 美しい宮殿。心優しい主人。しかし女監督か…

美少年で剣の達人であるユーリには、実は秘密があった。実は女であること。そしてかつて奴隷だったことだ。二人の兄弟は都へと居住をかまえようと首都を訪れたのだが、そこで思いがけない人物…

没落寸前の伯爵令嬢セリーヌ・ド・アルヴァン、23歳。 家の再興のため、政略結婚で名門筆頭公爵家へと嫁ぐことになった。 彼女の結婚相手は、冷徹と名高いレオンハルト・フォン・グレイヴ…

黄金色に輝くコロニーで、女王蜂に仕える働き蜂。決められた運命に従う女王の胸には、退屈な日々を支える密かな想いが宿っていた。外の世界への憧れを抱くクイーンと、女王への愛を秘めるナイ…

貴族令嬢ミレイユは、家門の騎士団入団試験に現れた平民の少年ヤーヴェと出会う。 試験に臨む彼のひたむきな姿に、なぜか目が離せなくなったミレイユ。 それが恋だとは気づかぬ…

海での事故で記憶を失い、敵対していた隣国の海岸に流れ着いた彼女。救ったのは、冷静で寡黙な若き領主カルス。 “姫”として予想以上に穏やかな日々を過ごすが、実は自分は「リーセロット姫…

貧困な村娘だったマリア。それでも母と楽しく暮らしていた。 しかしそんな母は達の悪い風邪にかかって死んでしまう。 悲哀に暮れるマリア、そんなマリアの元にシュルベーヌという貴族の執事…

17世紀、セレス王国。そこでは未だ、身分という名の絶対値が人の在り方を定めていた。 伯爵家ヌーイ家の令嬢――ベル。 その護衛――ロピタル。 次第に惹かれ合い、漸近していく2人。…

アニエス王国の第二王子であるラジェに恋慕の思いを抱く、王太子妃の護衛であるシェナ。 二人は、小さいころはラジェがシェナにプロポーズをして、シェナが了承をした間柄だ。 つまりは…