「短編＆掌編 お仕事」を含む小説

　最低五分からできるバイトだった。 　自転車バイト……ただし、自転車に乗るバイトではない。 　乗らないバイトだ――……はい？ 　つまり歩行者として、町を歩いてほしいとのこと。 …

とある会社の新入社員研修。「社会人としての心構え」について、淳弥と沙苗は若手社員代表として講師を任される。そんなもん知らんがな、そもそも「社会人」って何だよ、と適当に喋る淳弥だっ…

　転職だ馬鹿やろう！　　 　そんなテンションでリクルートサイトを漁ってみたものの、すぐに絶望。己の無力さを知る。提案されるのは派遣会社ばかり。安定安心の正規社員雇用は夢のまた夢…

彼らは名乗る名を持たない。 彼らは屋号を掲げない。 彼らは事務所を開かない。 神出鬼没の探偵の正体は？

喧騒を捨て、古い喫茶店の隅へ。シュワシュワと溶けていく緑の甘い氷は、まるで私の現実そのもの。針の飛んだレコードのように、同じ場所をぐるぐる回る思考。世界から切り離された午後、この…

暗いうわさの絶えない会社――契約最終月のこの時期に限り、契約社員たちはことごとく、会社から陰に日向にさまざまなハラスメントを受けるのが公然の秘密という、恐ろしい職場にて。山田は無…

異世界転生の案内役となった新米女神のお仕事の話です。1500字未満です。

　天下一布団会。 　その名の通り、日本中の布団が寝心地を競う大会。いかに早く、心地好く『スヤァ』させるか、が要点である。 (中略) 　大会の参加規約はゆるゆるなので、伝統的な布団…

第41回「小説でもどうぞ」の課題「ときめき」の落選作供養です。 ※縦組み表示推奨

バイトからベンチャー企業社員にジョブチェンジして日夜働く男の話

”掌編3作” ＃出前先は事故現場 　ほかほかな出来立て弁当を持って配達した先には……赤いランプがあった。 ＃築年数 　新築＝赤ん坊 ＃相合傘 　恋人と密着するために。……普通の…

「ひとりでもう一度生き直してみようかと思いましてね」 目の前に座る菊池さんは今月末で定年退職を迎える。後輩の下田のミスをカバーするため、人事部係長の私は菊池さんのお喋りに付き合う…

【オカルト×バディ】祓い屋稼業を営む九十九と、相棒の天野。彼女らの元には関東中のあらゆる依頼が寄せられる。それらは全て、心霊現象に悩む人々からの救援依頼だ。

【短編＋掌編】 ＃VR研修 　――【悪いこと】をまずは体験して知ってしまおう！ ＃こそこそと話し合う子供たちは俺を殺す算段を立てている。 　――度を越えたドッキリを不意に知っ…

新生活の始まりの時期ですね。しんどいことも多々あるけれど、「とりあえず」を駆使してゆるく生きていきたいところです。

（当人たちは）真剣なお話。 ※本稿は「エブリスタ」にも掲載しております。

ビジネスマナーとか、一般常識とか、大人なら当たり前とか。『はぁ？』って感じる事ばっかりの世の中ですよね。この物語の主人公も、形式上はちゃんとやっているけど、やっぱり『はぁ？？？？…

チキンでビビりな人間は、普通の生活が大変なんだよなぁ……(遠い目)