「短編読み切り」を含む小説

誰に話しても「ショックで見間違えたんだ」と言われますが、あれは熊じゃありませんでしたし、僕らテントなんて張っていません。宿に泊まってたんです。なのに、報道では「二人は河原で野営し…

３分で読めるプチミステリー作品。 好きな相手とのデートは、いくつになっても良いものですよね！

その時、ドボーン！と大きな水音が近くで聞こえました。『誰か海に落ちたぞ！！』何人かの釣り人が騒ぎ始め、その騒ぎは波紋のように広がっていきます。暗い海の方へ懐中電灯の光が集められま…

三人の「臨死体験」に対する考察。あくまでも私個人の素人考察です。各自でまったく違った状況だったものをピックアップしてみました。

実家の隣に左官屋さんが住んでいたのですが、新しい家を建てて引っ越しした後、生活用の家の隣に建てていた倉庫部分に商売道具を残したまま、かなり長い間放置していました。

　月を失った未来。 　亡き妻の声を宿す人工知能が、大気圏で消滅する瞬間に伝えたひと言。 　科学と愛の狭間に生まれた、最期の手紙の物語。

親戚のお見舞いで訪れた総合病院。病棟で話しかけてきたのは骨ばった手の男性でした。「外の桜は咲いていますか？散ってしまいましたか？」

　エルフの村は料理が不味い。それは人間たちに伝えられてきた伝承であり、異世界に転生した高校教師“莨谷颯太”もまた味つけが薄く薬臭いエルフ料理はもうそろそろ限界だと思っていた。そん…

約束したの。彼女と彼ともう一つの小さな物語。

　バーチャルアイドル「アノニマス・リリィ」こと花宮リリカは、表ではアイドルとして振る舞い、裏では殺し屋として暗躍する二重の顔を持つ。 　事務所「スターリット」の「極力アイドルに手…

人を殺め、死刑囚となった男。残り五時間で最期を迎えるその日、初めて迎える自分の誕生日が、人生で唯一の幸福となった――。

人形とぬいぐるみを全部、お焚き上げをして供養しようと思っています。でも、近所の神社やお寺は決まった日でないとできなかったり、そもそも【人形供養】自体をしていないんですよね。

コンビニで万引きをしようとしたアマネは、濡れた髪の女と目を合わせそうになる。 「してはいけないこと」を破らなかった。でも、それでも追いかけてくる。 そこに現れた式條は「俺が守って…

あなたは普段どんな夢を見ますか？ 私が実際に見た夢をもとに、夏目漱石の夢十夜をオマージュして「こんな夢を見た」から始まる短編小説に仕上げました。 第十一夜は、田舎町でイタリ…

北風と太陽の諍いでグンマに風が吹く。 はだかの王様が現世に続く伝統を生む。 ジャックと豆の木のが教える勤労の大切さ。 そんな感じで、なんかビミョーに違う昔話が時々更新されます。…

「わすれもの」から紡がれる日常、非日常。 各エピソード10000字以内(前編・後編の場合、両編合わせて、10000字以内)の ショートストーリー 最新作: 2025年最新作…

『この剣を抜いた者こそ勇者となる』。そういい伝えられた村で殺人事件が発生！容疑者は居合わせた勇者パーティの四名！？ミステリー×コメディの短編小説『勇者パーティ殺人事件』その結末を…

祖母の死後、届いた小包。 「肌身離さず身につけて」 その夜、玄関の向こうナニカ低い声が響いた。

「いらない」 ある日、突然捨てられたクマのぬいぐるみ。でも、捨てられても一人じゃない。私とあの子は繋がっているもの・・ ※高校時代、部誌に掲載した作品です。