クッキングハイエルフ!~料理対決で大麻を使って優勝していくわね~

作者 海野しぃる

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★★★ Excellent!!!

麻薬クッキングというタイトルの時点でまず目を疑った。

各話のサブタイトルもキマってる。

中身を見たら、案の定ヤバかった。

料理対決で麻薬を用いるのは鉄鍋のジャンが既に通った道ではあるが、この作品は世界観がキマっている。

ただでさえ大麻に等しい中毒性を持つラーメンが、大麻を混入する事であら不思議!宇宙が見える!

なんて発想をしている作者が大麻をキメているのではないか?そんな懸念すら湧いて来るキマりきった作品でした。

それとは別に真面目な話をすると「読ませたい」って思わせるにはこのぐらいのインパクトが必要なんだな、という勉強にもなりました。

★★★ Excellent!!!

現実のいまかなり二郎系ラーメンが食べたい気分でいたので、そんなときに出会っただけあって楽しく読ませていただきました。
背脂、いろいろなものに絡めてみたくなりました。
個人的に二郎系のキモは背脂にあると思ってるので、そこの描写がしっかりあるのがいい!
…それにしてもラーメン食べたい。

★★★ Excellent!!!

そもそも○郎ラーメンそのものがある種の「馬鹿の考えたさいきょーのラーメン」である。
「美味いものは脂肪と糖でできている」
わかる
「大麻のきもちよ~くなる成分は油にとける」
へぇそうなんだ
「つまり○郎ラーメンに大麻をじっくりことことぶち込むと最高にキまる」
ばぁ~っかじゃねえの!?
ゲームで最大火力や浪漫砲を実現するようなノリで大麻○郎ラーメンとかいう劇物をお出しするんですか!?本当に!?
この馬鹿の考えたブツと頭の良い馬鹿の考えた理論を掛け合わせた馬鹿の乗算だけでもインパクトが十分だが、
そこに典型的なクソ役人への主人公の反応が
「鬱憤を溜めるのはわかる」
「馬鹿野郎……!こいつら蛮族なんだぞ……!死にたいのか……!」
という共感した視点に立っていること、
その上で配慮の結果「穏便に解決する為に麻薬○郎を食べさせよう」という合理的な暴挙に3回転ひねりで着地する辺りで非常に味に深みが出ている。
この味の濃さ、生臭いクセがコクとして昇華されて渾然一体にそれでいて短編としてコンパクトにまとまっている辺り、題材のラーメンを想起させるような中毒性のある仕上がりで上手いなあ……美味いなあ……。
あと私は最後の注意書きの爽やかな白々しさがザーサイかメンマのような歯ごたえを感じて好きです。