「現代おとぎ話」を含む小説

十代の頃に書いていた作品を成仏させる。

現代日本には、おとぎ話の登場人物を先祖に持ち、能力を受け継いだ者たちがいる。 高校一年生の少年、桜庭灰慈《さくらばはいじ》もその一人。 『花咲かじいさん』の末裔であり、「灰を花に…

2022年夏、日本のとある片田舎に隕石が落下する。 隕石は鈍い光沢を放つ桃色の球体であり、その中から現れたのはなんと元気な『女の子』だった。拾い上げた夫婦によって桃子と名付けられ…

そのお姫さまの世界は、６畳間です。６畳間のお部屋が、お姫さまのすべてでした。けれども、今日はなんだか外の様子がおかしいので、お姫さまはお部屋の外へ出てみることにしました。 ※…

　帯谷潤（おびや　じゅん）は生まれて直ぐに父親を亡くし、母親一人の手で育てられた。母は毎日近くのスーパーに仕事に出るため、潤は隣の博多織職人の仕事場に預けられた。潤が地元の高校に…

※順次多少の書き換え・修正を行っています※ 4/10現在、29話+閑話まで修正 祖父が亡くなったら不思議な本を手に入れて不老不死が賞品のバトルに参加することになって件について。ち…

「彼らは、あんたの言う『一分一秒』の犠牲者なのよ」 「3時」をめぐる、ヒルとヨル、そのせめぎ合いの結末は――？

若き官僚である遠藤は残業帰りの夜、人語を話す茶トラの猫と出会う。 それは故郷の親友・アチョーだった。アチョーは文学を志し何年も奮闘するが、上手くいかずとうとう頭がパーンして猫にな…

おとぎ話に似た、けれど日常の中にありふれた恋の連作短編集。 第1話　『マロウブルーの効能』 「お名前を伺ってもよろしいでしょうか？」 カフェで働く莉亜は、文通相手の有紀に励ま…

初投稿。 墓を守り、人を看取る化け物の話。 明るくはない、けど、バットエンドでもない。 きっとハッピーエンド。

知人が、勤務先のエレベーターに感じた不思議を日記に書いてらしたのを、ヒントに書かせていただいたものです。比較的最近の作品で、恋愛要素もないので、カクヨムにいちばんにあげてみました。

もし、親指姫が現代に生まれていたら？ まったく違った角度から描くおとぎ話。