「特甲児童」を含む小説

【Story】 西暦二〇二二年。近未来のウィーン、壱百万都市（ミリオポリス）。かつて都市を襲った連続テロ――〈魔の二〇十六年〉と呼ばれた年から六年の歳月が流れ、復興をとげる〈ロケ…

日本で起きたテロに対応することとなった一人の特甲児童の物語

　幽霊企業を装うテロ支援組織、プリンチップ社の崩壊から三年――その兵器とネットワークの一部を引き継いだ残党は中米へと落ち延び、当地の麻薬カルテルと結託、世界に新たな混乱をもたらし…

西暦二〇二三年。 オーストリアの首都にして、かつて音楽の都=ウィーンと呼ばれた都市――ミリオポリス。 二〇一六年の連続テロから年月を経て＜ロケットの街＞はテロや凶悪事件との戦いを…

　時は現代、舞台は中国は香港。 　日本から来た少年山野辺純也は、機械化児童の少女、サン・ウィーと出会う。 　彼女は、かつて実施されていた一人っ子政策により、”生まれなかったことに…

　そのために、私は、生きたい――多関節型機械化義肢ユニット〈擁刃肢〉を操り、特甲児童たちと壮絶な戦いを繰り広げた中国軍暗殺部隊の首魁＝蛭雪。 　白皙白髪を魔物と蔑まれ／四肢を機械…

元特甲児童、涼月・ディートリッヒ・シュルツ―― クロスターノイブルクの学校へ通うようになったある日、自分の端末に鳳からの着信が山のように届いていることに気づくのだった。

もしもシュピーゲル・シリーズ本編で激戦を繰り広げた特甲児童達が、 普通（？）の子供としてクリスマスの夜を過ごしたら？ そういうテーマのもと書きはじめた掌編集になります。 出来る…

軍の特甲児童としてイラクの砂漠地帯へと派兵された少年兵、白露。 孤独な任務のさなか、彼の支えとなったのは故郷に残る少女の面影だった――。 敵との戦い・喉の渇き・どこからか聞こえる…