「民話風」を含む小説

とある村の春の祭りと、村にやって来た魔法使いの話。　＊2023年配布のペーパー『ひづめだより vol.5』に掲載

タティン王国は、蓮の精霊を祖に持つ、と言われる王家が治める国。 平和に暮らしていたが、ある時、大陸の皇国が攻め寄せてくる。 柴田恭太朗様の自主企画【三題噺 #50】「喧嘩」「紋…

KAC2023 参加作品。第7回お題「いいわけ」。 月の明るくかがやく晩に、月光色に光りながら夜空を踊る影は、皆様もご覧になったことがおありかと思いますが、今回はそれにまつわる昔…

ある者は家族のため、またある者は己のために。 少女たちは舟をゆらす。 とある海沿いの村で、本当にあったかもしれない儀式のお話。 他サイトでも公開中です。

──あるところに、心優しい娘がいた。その娘の名はリアンといった。 みんなから好かれていたリアンは、ある日魔王城へ生贄として差し出されることになって── 民話風の恋愛小説です。

他人に進んで殴られる徳禅和尚が、温顔の笑みに示す『極楽浄土へ続く道』とは？ 民話風ブラックユーモア掌編。

百瀬村の利平は鉄砲を嫌い、白蛇河原で鮎を釣って妻のお添と二人で暮らしていた。 河原には、ときどき菊という太り肉の醜女が水浴びをしに来る。 村が突然の大雨に見舞われた日、菊に蓑を貸…

この世界は、神が土地を巡って季節が変わる。 その四季の神もそれぞれ気まぐれであって、従者は苦労していたりする。そんなお話。 @natsuki_yuine　様　原案　を膨らませて…

　夏から秋にかけての新月の晩、お山に明かりが三つ灯ったら、それが狐火の市の立つ合図です。 　作法は三つ。狐の面をかぶって素顔を晒さないこと。提灯を持って歩いてゆくこと。何があっ…

武蔵野の丘陵はただの丘ではない！？地元に伝わる謎のわらべ歌が秘密の暗号！？わらべ歌の意味を知る唯一の家族が、丘陵の成り立ちにまつわる秘密を初公開。武蔵野台地を舞台とした、伝承民話…

SS集です。移動時間にでもお読みいただけたら。

とある山に、一匹のオオカミが棲んでいた。 ある日オオカミは、山で泣いていたこどもを家まで帰してやる。 それからというもの、度々こどもの家に食べものを運ぶようになるのだが…。 孤…