「愚かな者」を含む小説

　――『シキガミクス・レヴォリューション』は、名作だった。 　異能を駆使した陰陽テクノロジー系和風SFファンタジー。特異な能力を持つ怪異に立ち向かうキャラクター。手に汗握る展…

神の使いとして数百年、天使の中でも特に真面目に仕えてきたと自負するルーカは、ある日重大な使命を授けられた。 「我が意思をまげて人間に伝えた愚かな者たちを呼び戻せ」 神の言葉をま…

太平洋戦争を指導した悪魔の如く残虐で醜い者たちを信じて、多くの悲しく美しい者たちは死んでいった。

　表題のまんまなエッセイのような日記のようなモノ。 　ボツ原稿とどう向き合えば良いのか？ 　創作とどう向き合えば良いのか？ 　短めでございます。

13年前。とある集落で、発狂した小説家が一人を除き住民全員を殺害する事件が発生した。 唯一の生き残りである青年に話を聞くため、年若いライターは彼の住居へ向かう。 そこで聞かされた…

平和な時代に、戦争の素人が娯楽［エンターテイメント］の一貫で歴史の本を書いたことで、歴史はただ暗記するだけの詰まらないものと化してしまいました。 『事実は小説よりも奇なり』 こ…

ロンドンの不穏な霧を映すが如く冷めた瞳の探偵は、一人の男に危険なゲームを持ちかける。 「弾は一発、助かるチャンスは五回もある。たかがロシアン・ルーレットだ」 ——どれほど足掻き逃…

その男は神か悪魔か。はたまた、希望か絶望か。 神であれ悪魔であれ、男は【あるもの】と引き換えに願いを叶える。 だが、決して願わないことを願おう。 純粋な子供の夢も、罪深き若者の…

筆者、東南我の考え、体験を脚色、誇張されて作られる物語。盛り上がりはあるのだろうか、オチはあるのだろうか。しかし、オチがあろうがなかろうが、それが一人の人間である。これは一人の人…

愚かなる生活のなかの詩とエッセイ、掌編。

人殺し。 それを目の前にしたとき、あなたはそれに何を思うだろうか。 恐怖だろうか。 恨みだろうか。 軽蔑だろうか。 ……それとも、「悪魔」だろうか。 これは、そんな「悪魔」が、最…

　人間が大陸を統一し1000年を迎える。この記念すべき日に起こる兇変。 　生命の頂点に君臨する支配者は、何故自らが滅びていくのか理解をしない。 アルファポリスでも同時…

さあ、ヒロインルートの攻略を失敗したヒロインがいます。 彼女はこれから何が待ち受けているのでしょうか。 【愚かな者たちは国を滅ぼす】のアイシアたちが、いまどこで何をしてし…

婚約破棄から始まる国の崩壊 『知らなかったから許される』なんて思わないでください。 それ自体、罪ですよ。 ⭐︎他社で公開していたものです。 （全82話・5月22日完結）…

　嫁にコレクションを売られた事で離婚した橋田篤夫、しかし自らの体裁のために弟・良和にも協力を仰ぎ再婚にひた走る。しかし自分の理想に合う嫁は見つからずに離婚を重ね、良和や両親に迷惑…

洋服が好きな王様のもとに二人の仕立て屋がやってきた。世にも珍しい、賢い者には美しく見え、愚かな者には何も見えない洋服を仕立てることができると言う。さて、どんな洋服ができるあがるこ…