「幻想 ローファンタジー」を含む小説

夢で見た月の都の世界に憧れ、創作の道を志した文子。彼女は無事プロになり、今日も原稿の締め切りと戦っていた。そんなある日、急に月の扉が開き、白くもふもふのうさぎが中庭に降り立つ。異…

この世界に、ダンジョンが生まれてから五年、ダンジョンがあるのが当たり前になった世界に育った僕、七瀬四季１６歳。 僕には異世界に行って帰って来た秘密があった。 そんな僕のクラスメー…

現代社会を生きる悩める人々はいつだって絶望と希望の狭間に居る。 ナイスガイな悪魔である俺様は、気まぐれにそういう輩の絶望を対価に、希望を叶えてやるのさ。 ――おっと、忘れちゃいけ…

近未来の日本。 空想が現実化し、幻想生物が世界中に出現しはじめるという謎の現象――〝空想の逆流現象〟によって、日本政府はフィクションの一切の創作を禁止していた。 そんな日本で暮…

ワンライやお題などで書いた一話完結現代ファンタジーが増えていく掌編集です。

　今より遥かに未来の話、機械技術は栄を極め、人間は滅びと戦っていた。 　月で発掘されたオーパーツがアラームを吹き鳴らし、そのアラームに呼応するように地球には「幻想種」と呼ばれる神…

廃ゲーマー、和久名 司来（ワクナ・シグル）は、後輩である久津 月弧（クズ・ルナコ）――と組んで、惑星再現型ＶＲ空間【アルター・テラ】内のＰＶＰ闇大会にて大金を稼ごうと画策する。 …

　なぜ、小説を書くのか――。 　 　高校に入学した初日、『寿々木深夜』はその答えをクラスメイトの前でぶっ放した。しかし、全身全霊で書き上げた超大作を小説投稿サイトに掲載してみると…

　亡くなった叔父の遺品を整理している時に見付けた、一冊の日記帳。そこに書かれていたのは、「異世界」での生活の記録や心躍る（？）冒険譚の数々だった。 　もちろん、叔父は異世界になん…

女の子の世界は闇のオーラを纏った篠染玲音の手には 決して届かない聖域だと思っていた。 賑やかにお弁当を囲む姿に憧れ、そこには１匹狼にない華やかさがあった。 でもそれは俺が描いた願…

「私」は、ある日不思議なバスに行き会う。 季節を超えて進む小旅行の果てに「私」と「常木さん」が得たものとは？