「女 古墳」を含む小説

歴史ものをテーマにした掌編をいろいろまとめて置いておきます。過去作ばかり。 第1話　トネリのササガキ 大王の元に嫁いできた女性は、ササガキという名の舎人を携えていた。 異風を残…

大切な宝珠を失くした姉姫の罪をかぶって処刑される代わりに、姉姫の身代わりとして、ある男の守り人になることを命じられた少女、セイレン。 仕えることになった男は、淡海と海の水運を司る…

わたしは喜友名文奈。中学3年生の時、大阪の中学に転校してきた。

　結良（ゆら）は小学六年生の女の子。夏休み前におばあちゃんの家に引っ越して来たばかりで、まだ友達がいない。 　ある日、蔵の中で倒れていたおばあちゃんを発見。救急車を呼ぼうとしたと…

九州では、蜘蛛を「コブ」と呼ぶので、「夜コブ→よろこぶ」として夜の蜘蛛は縁起がよいのだとか。 この物語はフィクションです。女性首長の土蜘蛛の話はありますが、事件はありません。あ…

歴史的な雰囲気ただよう、良き地元やで～。 マスコットキャラクターは埴輪の｢はにたん｣なんやで～。 古墳もあるし、西国街道もあるねんで～。 百人一首の伊勢さんの伊勢寺もあったりする…

「世界を変える運命の恋」中編コンテスト　中間選考通過作品 　山の中の貧しい小国――緋ノ国の姫であるユキノは、生まれつき良く聴こえる耳を持っていた。 　おかげで五歳の時、自分を監…

金の首飾りをつけ、鉄製の斧を持った女のミイラを、考古学者の父が北海道の古墳で発見した。その古墳の年代は縄文時代初期。記者会見の夜、父は謎の集団に殺され、母は行方しらずになる。その…

世界滅亡のニュースを聞いて、ある女がシュークリームを作る。 そのシュークリームはとても特別な力と祈りが込められていた。 そのシュークリームを託された遥香は、友達の酒井に会いに…

弥生時代の終わりに、日本で『論語』や『史記』や『韓非子』を学んだり、物語の違いを考えたり……。邪馬台国の巫女のトヨ姫が、外に出られないけれども色々な文物に触れて、自分や国家や社会…

　初めて大和の地を手中に収めた大王の娘である伊賀姫。 　幼い頃から男装し、父や兄を助けるために戦に出ることも恐れなかった。成長した伊賀姫は、王族の妻となった隼人族の女首長と出会い…