雲神様の箱

円堂 豆子

1話:箱使いの娘

【主な登場人物】

■主な登場人物


セイレン…土雲つちぐもの一族の娘。石媛の双子の妹として生まれた「災いの子」。


雄日子おひこ高島たかしま高向たかむく両国の若王。淡海(琵琶湖)と北の海(日本海)の水運を司る。

角鹿つぬが…雄日子の側近。高向たかむくの太子だったが、放棄して雄日子に仕えている。

赤大あかおお…雄日子の守り人の長であり、護衛軍の長。

藍十あいとお…雄日子の守り人の一人。出自は高向たかむく

日鷹ひたか…雄日子の守り人の一人。出自は木の国の海人族。

帆矛太ほむた…雄日子の守り人の一人。出自は出雲いずも

牙王がおう…雄日子に仕える術者。出自は出雲いずも


荒籠あらこ河内かわち馬飼うまかいの若長。軍馬や商い用の馬を司り、諸国を回っている。


平群真鳥へぐりのまとり…大和朝廷の大臣おとど。雄日子暗殺を指示する。

斯馬しば…平群真鳥の相談役をつとめる大和のみやの長。

柚袁ゆえん…斯馬の部下。


石媛いしひめ…セイレンの双子の姉。

水媛みずひめ…セイレンと石媛の祖母。「土雲媛つちぐもひめ」として土雲の一族を導く。





■主な地名について


高島たかしま…現在の滋賀県高島市。琵琶湖の北端あたり。雄日子の本拠地です。

高向たかむく…現在の福井県、九頭竜川流域を想定しています。角鹿の本拠地です。

淡海あわうみ…現在の琵琶湖です。

難波なにわ…現在の大阪府周辺です。

山背やましろ…現在の京都府周辺です。

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