概要
魔女ミイラは乳児の私を抱き、男から女に変え、母の心と体を奪った
金の首飾りをつけ、鉄製の斧を持った女のミイラを、考古学者の父が北海道の古墳で発見した。その古墳の年代は縄文時代初期。記者会見の夜、父は謎の集団に殺され、母は行方しらずになる。その時、私は乳児だった。警察官の養父母に育てられ、大学卒業後警察官の道を歩むことになる。二十九歳になり、警察庁警視に昇格したわたしは、不思議な能力を買われ、特殊事件捜査の担当になった。担当任務の捜査を通じて、わたしは自分と母に係る謎を解明していく。
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- ★★★ Excellent!!!謎に満ちた乳児誘拐事件と自己の出自とを巡る奇妙な冒険
主人公・戸田マヨは生後六ヶ月の頃、美しい女のミイラに抱かれて男から女となった。またその日に父は何者かに襲われ命を落とし、母は姿を消した。それ以来マヨは不思議な能力を獲得し、東大法学部1類をトップ入学、そしてトップで卒業。その後国家公務員試験一種、国家総合職にトップで合格。現在は警察庁特殊事件捜査課、管理官、警視の役職についている。また超人的な能力も持っており、異常に第六感が働く。
そんな能力を買われ、特殊事件捜査の担当になったマヨは、連続した乳児誘拐の捜査を通じて、過去に自分と家族の身に起きた出来事に係る謎を解明していく。謎に迫るにつれ、不思議な力を持った金の首飾りと隕鉄の斧といったアイテム…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ミステリー要素を含む現代ファンタジー
主人公の父親は、金の首飾りをつけ鉄製の斧を持った女のミイラを古墳で発見したが、その後殺害され、母親は行方しれずになった。
当時、乳児だった主人公は、魔女ミイラに抱かれて男から女へと変わる。
その後、主人公は養父母に引き取られて育ったが、不思議な能力を持ち、特殊事件を担当する捜査官となる。
遭遇した自動車事故。
森の中の洋館。
そこで感じた郷愁感。
丁寧に描かれた情景描写。
主人公の不思議な能力と不可解な登場人物の謎。話が進むにつれ、謎は深まっていきます。
ミステリー要素を含む現代ファンタジー。捜査官という設定も面白い。
今後の展開がとても気になります。
(9 篠原さやかは意識不…続きを読む