概要
祖父の書斎で驚愕な事実を知る。終戦後大陸からの帰路、祖父は三つの願いが叶うという仮面と杖を手に入れたこと。第一の願いが叶い、祖父は巨万の富を得たこと。しかし同時に多くの犠牲者を生み、その悪霊たちに命を狙われるようになったこと。その巻き
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- ★★★ Excellent!!!仮面と杖と、孤独な青年の選択――呪われた遺産が問いかける「生き方」🔮🧩
『硝子の仮面と鉄の杖』は、「呪われた力」と「生きづらさを抱えた青年」と「孤独な大人」が交差していく、かなり骨太で感情の振れ幅が大きい物語です🕯️🧩
児童養護施設出身で、社会の中でうまく立ち回れない青年が、突然「富豪の一族」と「奇妙な遺産」の渦中に放り込まれる――という導入からして、すでにただのホラーでも、ただの家族ドラマでもない匂いがします📚🔥
特に印象的なのは、“力を持つこと”が決して祝福ではなく、むしろ呪いに近いものとして描かれているところです⚖️👻
怖さや不気味さだけでなく、「自分は何者なのか」「どこに居場所を作るのか」という問いが物語の芯にあり、読み終わったあとにじわじわと余韻…続きを読む - ★★★ Excellent!!!アイデンティティと愛を探求する青年の大いなる冒険
謎を追うサスペンスフルな展開と、その豊饒な味わいが堪能できる良作です。
北海道のファミレスで皿洗いバイトをする児童養護施設を出た発達障害の青年・尚人は、ある雪の降る夜に悪霊に取り憑かれた男に襲われる。そこをミステリアスな女性に助けられ、彼の人生は一変する。彼を助けた女性・絵莉は、巨大企業の会長の秘書だと言う。また、その会長とは青年の祖母であるらしい。彼女から被ると幸せになれるという不思議な仮面を授けられた尚人は、巨大企業の御曹司として東京へと連れて行かれる事になる――。
東京に連れて行かれた尚人はそこで大企業による手厚い教育を受け、そして莫大な時間と富と権力を得て、洗練された男性へと変貌を…続きを読む - ★★★ Excellent!!!仮面と杖の謎、両親の謎。答えを探し続ける青年の骨太なゴシックミステリー
アルバイトで生計を立てる青年・尚人のもとに、運命の使者が現れる。
その女・絵莉に連れられた先に待っていたのは、富豪の祖母との邂逅だった。
祖母に告げられ、自分の両親の謎を捜して。
尚人と絵莉は、バイクで両親所縁の地を駆け抜ける!
ファンタジー要素とミステリー要素が濃厚に絡み合い、格調ある、薄暗い画面の邦画のような雰囲気を生み出しています。
尚人が与えられた「仮面」や、各地に残る様々な手がかり。
ひとつひとつが意味を持って現れ、次なる謎へと誘います。
ずっしりとした読み応えの、骨太なミステリー。
分厚い本を読んでいるような、邦画を鑑賞するような感覚で、どうかじっくりとご堪能下さい。