硝子の仮面と鉄の杖 #硝子の仮面は魔女ミイラの呪われた仮面、鉄の杖はこの世にあってはならぬ死神の忘れ物

作者 サトヒロ

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★★★ Excellent!!!

サスペンス感溢れる、重厚なホラーミステリーです。

不遇な人生を送っていた主人公の元に運命の人が訪れ、陰謀が渦巻く世界に放り込まれてしまいます。富豪である祖母の言いつけに従い、失踪者を追うため北海道を訪れますが…。

タイトルからダークファンタジーなどを連想しますが、徹底したリアリズムで物語が進行していきます。

緻密な描写や北海道を主な舞台に謎を追い求めて駆け巡る展開は『羊をめぐる冒険』を彷彿としました。

手に汗握る展開も待ち受けている極上のサスペンス。濃密な読書体験を、是非!

★★★ Excellent!!!


不運な人生を歩んできた主人公ですが、ある日を境に、陰謀渦巻く世界に巻き込まれていきます。

仮面。
富豪。
過去の事件。
脅迫。
殺人。

ミステリーの要素がたくさん詰まった中に、ホラーテイストが散りばめられていて、読者の心をすっかり不安に陥れます。
ストーリー展開も早く、過去から現在への繋がりがどういう結末になるのか!?
最後の最後まで目が離せないでしょう。

★★★ Excellent!!!

アルバイトで生計を立てる青年・尚人のもとに、運命の使者が現れる。
その女・絵莉に連れられた先に待っていたのは、富豪の祖母との邂逅だった。

祖母に告げられ、自分の両親の謎を捜して。
尚人と絵莉は、バイクで両親所縁の地を駆け抜ける!

ファンタジー要素とミステリー要素が濃厚に絡み合い、格調ある、薄暗い画面の邦画のような雰囲気を生み出しています。
尚人が与えられた「仮面」や、各地に残る様々な手がかり。
ひとつひとつが意味を持って現れ、次なる謎へと誘います。

ずっしりとした読み応えの、骨太なミステリー。
分厚い本を読んでいるような、邦画を鑑賞するような感覚で、どうかじっくりとご堪能下さい。