「城攻め」を含む小説

作者の【首取り物語】からのスピンオフ。宮代村の武蔵。正史では武田と上杉の間で死闘を演じられた岩櫃城にて上杉相手に大太刀回り。 大胡の長所である飛び道具が使えない中。二刀流が奮戦す…

　天正二十年（１５９２）。文禄の役のさなか、異国の攻城陣中。武辺の集う軍議の机上へ、堂々と猫の寝そべるを許す将の姿があった。亀井台州守茲矩である。度重なる奇行から老臣より乱心を疑…

1575年、備中の国にて戦国大名の一族が滅亡しようとしていた。 一族郎党が覚悟を決め、最期の時を迎えようとしていた時に、鶴姫はひとり甲冑を着て槍を持ち、敵毛利軍へ独り突撃をかけよ…

豊臣秀吉天下統一最後の戦いである、 小田原征伐。 北条軍は小田原城立て篭もり、二か月に及ぶ籠城の末、降伏する。 しかし、もし出撃していたら？　 北条氏を追ったそんなもしもの話

上杉攻めの際、政宗は白石城攻めのあとに、福島城攻めを考えていた。しかし、城主本庄繁長の策略により、福島城は攻略はできなかった。その史実をもとに、空想をふくらませて書いた話である。

えっ、どうしてこんなに粗末な着物を着ているの？ しかも山城強襲なんて聞いてないんだけど。 「なんまいだーなんまいだー」

降伏した成田家を攻めることに。それは、秀吉の我儘だった。　秀吉は、奇抜な作戦により、天下無双の偉大な統治者として君臨したかった「既定の方針」。名立たる武将の制止にも関わらず、三成…

正月の深夜に揃いも揃ってチャリで城を目指す話。

花の都と謳われた「ドゥシャ王国」その王都が陥落した。 侵略こそが是と説く「エシャペ帝国」による侵略である。 国を失った王子は復讐を胸に誓った。 あれから10年―――

舞台は出羽国山形。最上家の陪臣である若き武将・鳥海勘兵衛信道は、湯沢城攻めで武功を挙げ、家中で名を知られる存在となった。その勘兵衛が、最上家の侍女・花輪と恋に落ちる。それは、立場…