「命と魂」を含む小説

　十文字（じゅうもんじ）くんは高校生―なのだが。ある日、吸魂鬼（きゅうこんき）に襲われ、その同胞になってしまう。 　それからの日々。普通に食事をできなくなった彼は魂を吸う。 　今…

　竜騎士団内、竜の飼育員である父親の家で、竜と子供達が一緒に育てられた。 　隊内にいる親竜も、自然の中にいる親竜も、不健康だったり弱い個体は親が間引くので、飼育員として見捨てられ…

　街の隅の小さな建物、そこにはとあるデリバリーサービスが存在していた。 〝出張裁縫屋〟 求める者のオーダーを聞き衣類やその他諸々の修繕、制作を行う。 店のオーナーである老婆 派…

　前世の記憶を持ちながら母親の胎盤の中で息づく新しい生命。前世の記憶故にその生命は生まれる前に深く絶望していた。この世に生み出される事を全身全霊で拒絶するが、それは儚く無益な抵抗…

2020年、新型コロナウィルスが世界を侵食し始めた。東京に緊急事態宣言が出される少し前から書き始めた物語。現実を見ながら伝えたい気持ちをフィクションにして書き、「小説家になろう」…

人がこの世界との繋がりを断つ瞬間を見た。 きっと彼女が、その人の命の結び目をほどいたのだろう。 ※『「音もなくほどけた」で始まり、「手のひらがひどく熱かった」がどこかに入って、…

名だたる英雄たちが抜けなかった伝説の勇者の剣を抜いてしまった、ただの花屋の娘、クロリス・カラナ16歳。 何これ、おかしい。嘘でしょ、悪夢でしょ？ ええい、選ばれちゃったものは仕…

昔、日本は戦争をしていました。 何の罪も無い、途方もない数の人々が死んで逝き、幾多の人々の心が、深い悲しみに席巻されていた時代がありました。 もし、あなたが戦時下の時代に生まれ…

北の森の沼地には、それはそれは恐ろしい魔女が住まうと言う。 魔女はげに醜い顔をしていて、腰を曲げて歩く姿は実に見窄らしく、汚い。これを哀れな老女と見紛い、情けをかけること無かれ。…

命って、ちょっとした風の揺らぎが変わっただけで 直ぐに手元から離れて行く風船のように、空高く 昇って逝こうとするんだなあ～。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　あらすじ 数年前、東北地方を中心に暴動を起こしたカグマは、非政府組織ヴァリアント・ハンター（異形狩り）によって鎮圧される。 生き残った…