「反戦」を含む小説

長い戦争は終わった。 日常が帰ってきたが帰ってこない日常がある。 妻がミサイル発射を繰り返す南晩漠に拉致された。 体を動かすことがキライなカンフーオタクのダディは一念発起して弟子…

イクライノに住んでいるエレナは小学1年生。 幼稚園児の時からカンフーを学んでいる。 近所に住むアナスタシアちゃんと練習に励んでいる。 道場の先生の名前は馬香香。 長拳螳螂門の女…

人と魔族の冷戦が続く70年代、自分のもとに訪ねてきた古い知人は、僕に否応もなく過去を想起させる。 南方半島での戦争が続く60年代の末、当局に反発する過激派学生。学生運動と反戦運動…

私はベトナム反戦世代だ。国会にデモにも行った。テレビに映る悲惨な映像に胸を痛めた。沖縄から飛ぶ爆撃に悲しい思いと怒りを覚えた。日本の憲法は軍事同盟条約より下にあるのだ。 仕事柄…

　最後の戦闘に臨んだ。 　結果として満足のいく戦闘を終えて、ようやくと一息ついたのも束の間のことだ。 　一発の銃声がその気分を破壊した。 　その銃声は戦後の身の振り方を決める…

反戦のような、そうでないような詩

一人の男が姿を消した。 彼は都内の老人ホームの入居者だ。 年齢は今年92歳、 然し眼も耳も達者だし、記憶もしっかりしている。 ただ右足を多少不自由であることを除けば、とてもそんな…

多少雑なあらすじ。 第二次世界大戦。その時代に生きた懲罰部隊兵の物語。 主人公グスタブは、振り返る。かつて戦友と共に戦い、全てを失った戦いのことを。 しっかりとしたあらすじ。 …

陸上部だが足は遅く、長距離は最後まで走り抜く事を諦めがちな、中学1年生の川西絵梨花。 絵梨花はある日いきなり異世界転移してしまうが、この召喚は召喚士見習いリュベのミスだった。 絵…

　製造設備と生産資材が運ばれて６輌の５式中戦車乙２型「チリオツニ」を組み立てて完成させたのは、石川県小松市に在る小松製作所の工場だった。 　昭和２０年１１月４日、東西南北から本土…

義理の家族の情愛＆反戦絵本の原画展に至るまで。

これは決して他人の話ではない。

東日本大震災—―大災害は人々に大きな傷を残した。上沢明雄の心にも…。 幼少期に福島で被災した上沢は、様々な葛藤の末に放射能の無害化に成功する。 放射能が無害化されたとき、人類はい…

反戦もののつもりで書きました。 エブリスタに同時掲載しています。

　昭和２０年８月１４日、宮城事件に拠(よ)る軍部のクーデターは成功したが、マリアナ諸島、硫黄島、沖縄と東方の絶対防壁と満洲国(まんしゅうこく)、朝鮮半島の西方の拠り所の全て失った…

16歳の私に託されたのは、生きて、残る　ことであった。 歳を経て人生の終日が迫りくる中で、ようやく全員の思いを、生きて、残る　ことができた。 生き残るでも、生きて残す、でもな…

感受性が強すぎて、「変な子」だった私が「変な大人」になった今、詩を織る。

汚れを背負う者はどこにでもいる。 日常の中にもそこかしこに。 目を背けていても、 逃れられる保証はなく、 次はあなたの番かも知れません。 犠牲はどんな時にも必ず出るもの。 ヤル…

🌸戦争　反対🍩　もっか、隣国ソノクニとの紛争まっただなかのコノクニでは徴兵のため深刻な学生不足がつづいていた。そんななか植物生態学研究室に助手としてやってきたのはなんと、やたらと…