「伊勢さん」を含む小説

人間模様と神明社のある町の風景美、そしてなによりも文芸的なテイストに重きを置いた短編作品群です。視点は自由に変えて、一人称のモノもあればそれ以外もあります。オムニバス形式で紡がれ…

うちはイセっち。 新しく、うちの部屋に越してきた子は、女の子みたいな可愛い子やーっ！ 伊勢さんから、よろしくって、たのまれた。 でも、ほんま言うと、うちも、その子のこと好き！

うちはイセっち。新たに、うちの部屋にやって来たのは、女の子みたいで可愛い、あやめっち。 うちは、伊勢さんから、あやめっちのことをよろしくねって、たのまれた。 中3のあやめっちのこ…

ちっちゃな可愛い着物姿の女の子。初めて会ったと思ったら、名前を知ってた。

歴史的な雰囲気ただよう、良き地元やで～。 マスコットキャラクターは埴輪の｢はにたん｣なんやで～。 古墳もあるし、西国街道もあるねんで～。 百人一首の伊勢さんの伊勢寺もあったりする…

　神託は突然下された。 　神々による信仰心争奪戦の場と化した日本で、少女は天照大御神に代わり信仰心を集めることができるのか？ 　長野県在住の女子高生に降りかかる奇々怪々なトラ…

俺の名は、神籬準繩（ひもろぎじゅんじょう）。名前から察しの通り、親はお伊勢さんの神職だ。この世界には言えないことがいくつもあってな。我欲だの謀略だのってのとはちょっと違うんだ。お…

ボクは、あやめ。文女と書いて、あやめ。中3で大阪に転校してから、部屋で霊の存在を感じるようになった。高校に進学し始めたら、部屋では霊の存在を感じなくなったけど、そのかわり、高校の…

ロンドンで生まれてパリに行った。パリの幼稚園でイレーヌちゃんと出会った。イレーヌちゃんはフランスと日本のハーフで、2人でよくオルセー美術館のカバネルさんの描いた｢ヴィーナス誕生｣…

ロンドンで生まれてパリに行った。パリの幼稚園でイレーヌちゃんと出会った。それから中学1年まではパリにいてイレーヌちゃんといっしょに過ごしていた。中2になる時に沖縄の中学に転校にな…

目まぐるしく変わる設定も、あえて心地良きかなあと。脈絡なくとも。そういう雰囲気を楽しむ小説かなと。パリでイレーヌちゃんと出会い、広島でさよりちゃん、郡山で美音ちゃん、松山で愛ちゃ…

主に中3の自分の勉強部屋での事。

三重県、能褒野。 この地で育った、三つ子のきょうだい。母いわく「お伊勢さんのご加護を持っている」のだとか。 生まれた時、手に光を灯していた。そして、その光には不思議な力が備わって…