恋のイセっちは時空を超えて~こう見えて、うちも絵とかも描いてたんやでーっ!って、あっ、見えてなかったんやなww

ヤッキムン

部屋に来たのは女子みたいな可愛い子

「こんにちはー!あっ、こんばんはーやったかな?もう今の時間やったら。こんばんはー!寝てはりますかー?どないですの~?」


SE// 枕の動く音


「もう寝てはるんですかー?それとも、おきてはりますかあー?どっちなんですかー?...寝てるっぽいかなあ?」


SE//ふとんの音


「はじめましてー!こんばんはー!うちの部屋にようこそ~!いらっしゃい~!いらっしゃいませ~!よろしくねー!どうぞ仲良くしてやってくださいねー!」


「どうも寝てるみたいやから、今日は、あいさつは、やめとこかな?またこんどにしようかな?...って、あらっ!あらあらっ?...もしかして...せっかく寝てたのに、おこしてもうたん?」


「あらま~、ごめんごめん。びっくりさせてもうたかな?あ、そうでもないん?えーっ!急に話しかけたのに、そんな、びっくりせえへんのやなー!」


「幽霊とかにも、そんなに、おどろかへんタイプの子なんやな~。なんとなく、見た感じ、そうなんちゃうかなーって思ってたけども...急に部屋で、声だけ聞こえてきたら、めっちゃびっくりしてまう子もおるからな~...てか、ほとんどの子は、びっくりするけども...あんたは、そんなでもないん?」


「あんた女の子みたいで可愛らしいのに、あんまり、怖がらへんのかな?てか、女の子は怖がらへん子、多いけども...まあ、うちも女子やし」


「あっ、あらためまして...うちの部屋にようこそ!いらっしゃいませ!...そやけど、中3で大阪に転校してくるやなんて、たいへんやなあ!学校にも慣れなあかんし、高校受験もあるしで」


「えっ?ちっちゃいころから転校は多かったから?結構もう慣れてるの?...ああ、そうなんや」


「えーっ!幼稚園も2つ行って?小学校は3つ?そして中学は学年ごとに転校?うわーっ、たいへんやんかー!」


「たいへんやけど?そういうもんやから?しょうがないって思ってるんや?えらいなあ」


「ここに来る前は、どこにおったん?...えっ?沖縄?うわーっ、めっちゃええとこやんかー!沖縄、行ってみたいわー」


「うんっ!沖縄には、まだ行ったことないねんな~。どんなとこやったん?やっぱ、あたたかいん?」


「えっ?海のすぐそばの6階?うわーっ、それは、めっちゃ見晴らしええやろー!ええなー」


「やっぱ、きれいな海とかも窓から、よう見えたんや?大きな船とかもいっぱい見えて?遠くの橋や公園まで見渡せて?うわーっ、めっちゃええやんかーっ!」


「めっちゃ開放的な、あったかいとこやったんやな~?それで?中2のころやったから?毎日めっちゃえっちな気分になってたん?...わかるわー!めっちゃようわかるっ!」


「毎日ひとりで、はだかになって、えっちな格好してたんや?あはは、そういうもんやな~中2って!わかるわかる」


「今日は初日やから、これくらいにしとこかなー」


「ほな、またねー!前、あんたの前に、この部屋に住んでた子は、うちの声にめっちゃ怖がってたから、あんまりしゃべらへんかったけども、あんたは、そんなに、うちの声に怖がってないみたいやから、なんか嬉しいわ~!これからもよろしくねー!えっ?なに?うち?うちは誰かって?...そやなー、あんたからしたら、めっちゃお姉さんかもなあ。あっ、言うても、ほんまのお姉さんとはちゃうで!」


「えっ?いつごろの子かって?...う~ん、そやな~、平安時代とでも言っておこうかな?今からちょうど千百年ほど前かな?」


「でも、あんた、女子の制服を着て中学に行ってたら、ほんまに、ふつうに女子やと思うよなー!見た目ほんまに女子やもんなー!」


「そやろ?結構みんなからも、ほんまに女子やと思われるやろ?わかるわ」


「ほなな、またなー!バイバイ...あ、そうや!あんたの前に、この部屋に住んでた女の子、引っ越して行く前に、好きなお人形さん、どこかに行っちゃった~って言ってたから、もしかしたら、どこかから出て来るかも...南の島の女の子のお人形さん...ほな、またね~」


「...なんか、めっちゃ可愛らしい子やったな~あの子...うふふ(独り言)」


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