女の子みたいなボク。でも結婚してくれる女の子は、いったい誰なの？

目まぐるしく変わる設定も、あえて心地良きかなあと。脈絡なくとも。そういう雰囲気を楽しむ小説かなと。パリでイレーヌちゃんと出会い、広島でさよりちゃん、郡山で美音ちゃん、松山で愛ちゃん、沖縄で美海ちゃん、大阪で高梨さん、香絵ちゃん、池野さんと出会い、ボクは女の子みたいだから、みんなとも女の子どうしのように、付き合っていた。中3の時に大阪の中学に転校して、その時の大阪の家の、ボクの勉強部屋には、女流芸術家のような霊が存在していた。霊はボクに、｢芸術に対して、もっともっと高い意識を持ちなさい！宇宙へと広がっていくような、広く大きな意識を！｣と、弟子に言うみたいに説いている。その霊と、ある夜、寝てみたら、なんとなく、さよりちゃんに似ている感じだった。ボクの高校のすぐ近くに百人一首とかで知られてる伊勢の…続きを読む