「中世イタリア」を含む小説

『我が一族に仇なす者は心せよ、我らジロワの末裔なり』 暗黒の時代と呼ばれた、中世ヨーロッパ。 ローマの繁栄は記憶の彼方、石造りの街道も寂れて打ち捨てられた、十一世紀初頭のフラ…

あるとき目が覚めたら中世に似た世界にいた。佐藤素一。 佐藤素一としての記憶もあり、たった今、借金取りらしいものに追い込まれている、ジーノ・ロッセリーニとしての人生の記憶もある。混…

茶山(さやま)は36歳のサラリーマン。ブラック企業でどんな命令にもノーと言わずに出世を重ね、社長の秘書となった。ある日、瀕死の上司から会社のビルごとルネサンス期の中世イタリアに飛…

「ジャン＝ステラへのプレゼントをどうしよう」 まだ寒い三月の朝、侍女のニナは主人である女辺境伯マティルデから相談を受けました。 それは、マティルデの思い人であるアオスタ伯爵ジ…

中世ヨーロッパにじゃがいもやトマトはな～い、というジャガイモ警察、トマト警察を見たことありますか？ 実はチョコレートもないのです。なぜなら原産地がメキシコだから。 という、チョ…

15世紀末、もっとも苛烈な内紛の爪痕を残すフランスで、青年アレクシスはひとりの少女を拾う。 場所は変わり、他国との戦争に敗れ神聖ローマ帝国と名乗るようになったイタリアで、一人の…

ヒロイン・エフィメラは花梨うさぎさま。 ヒーロー・ジョバンニ、フォーンス王はHoori祟月さま。 ロザリオン王ははやしやさま。 老婆、乳母、フォンテ姫、団員（レベッカその他） 音…

イタリア中世、都市国家が覇権を争い合う時代 武器職人の家に生まれ武器職人となったジョヴァンニはその才能を買われ 不敗の騎士と呼ばれる支配者一族の一人、アントーニオと知り合う …

おはようございます。 　このたびは、ちらっとでもここまで読んでいただき、ありがとう存じます。 　困ったことに、まえがきなるものを書いたことがございませんので、失礼があったらど…

　死した者たちが転生し、神と精霊となって修行する精霊界に、昔、生きた人間たちが大量に紛れ込んだ。精霊の世界を守る守り人(もりびと)たちは怒り狂い、凶暴化した。困り果てた神々が、侵…

ミンニ・ロッサ提督とリッキータ・コンティーの新大陸冒険。 そして、コロンブスとイサベル女王の話

どうも、ダンテ・アリギエーリです。 日本にタイムスリップしてきた流れで「神曲・地獄篇」を日本語に改稿しています。 三韻句法は採用しません。注釈はありません。三人称視点で読みやすく…