「オルゴール 記憶」を含む小説

息子が結婚相手を連れて実家に帰ってくる。よって俺達夫婦は家の掃除に励んでいたのだが、妻がオルゴールを見つけてきた。 ＊本作は「KAC2024」の第三回目のお題「箱」参加作品です。

私は新しい世界という意識を持っていた。そこに後輩の氷室と偶然大学で出会って、アンティークショップに出かけた。そこで氷室が考えていることをいろいろ聞いているうちに、彼が前世を覚えて…

町娘のレティアは、幼い日に結婚を誓った初恋の記憶を大切にしている。貧しさ故に一夜の身売りをするが、美しい青年にその身を買われて……？！ 青年への想いと初恋の記憶の狭間でレティ…

事故で両親と記憶を失い、叔父一家から疎まれて暮らしている鈴花。 ある日、美貌の異国人・リカルドと、彼がパトロンを勤める奇術師・朔と出会い、叔父の家にあるオルゴールを盗み出すように…

中学を卒業し、この春から東京の高校に通う事になっている大原勇気は、引っ越しの為に荷物をまとめていた。 押し入れを整理していると小さな赤色のオルゴールが出てきた。それは勇気にとって…

ルナに住む僕と、僕の両親が7歳の誕生日にくれたステレオセラミックドールのルリ。ルリは有りもしない地球の記憶を、砂のように僕の耳に溢し続ける、僕はテレヴィジョン・シティの砂嵐のなか…

ある日、部屋の片づけをしているときに見つけたおもちゃ箱。 そこに入っていたオルゴール。 青年はそのオルゴールに見覚えがなかった。 歯車を回したとき、青年の瞼の奥に忘れていた景色…

夕暮れ時の空を見上げる時、いつも脳裏に浮かぶ景色。髪の長い女の子と、金色のペンダントと、夕焼けに染まる景色。 前後は思い出せず、それが何なのか、いつの何処なのか、目の前に立つ女…

　生前の記憶を失った「僕」は、黄泉路の分岐点の管理人「瑠璃」の元で目を覚ます。しかし、「僕」はそのまま死に切ることができず、自らが生きた人生を記憶として取り戻すため、異形の世界を…

これは演劇の脚本になります。 そこは古い喫茶店。 そのお店は、お客様がお店を選ぶのでは無く、お店の中に飾られたオルゴールがお客様を選ぶ。 時の番人としてお店を守る老女が今日、出…