「お母さん 鳥」を含む小説

羽籠りの民と呼ばれるアンティメテルは、女性の顔と胴体に、両腕は翼、細い足には鳥の尾羽のような羽を持つ違人種族である。 彼女達は成長すると営巣地を離れて世界の空を旅をする。 もう…

　都で暮らしている美しい十六歳の少女、若竹姫は、白藤の宮とよばれる一人の女性に会うために、森の奥に足を踏み入れた。その古い森には『鳥の巣』と呼ばれている小さな古い家があった。 …

「鳥はいいなぁ、自由に空を飛べて」

「運よく火事から生き残ったんだ。せっかくだし、お前が一匹で生きていけるくらいになるまでは、面倒をみてやろう」 「それじゃあ、お母さんだ！」 大火事から生き残った竜を、鳥は育てる…

『水の空の物語』の番外編です。 　草花が主人公です。 　動物や植物を護る野原、春ヶ原に住む草花たち。 　草花は、桃色しろつめ草の精霊 　優月は、柑実の木の精霊 　立貴は、湖…

「私、お父さんやお母さんのような行商人になりたいんです」 行商人の娘として育ち親を失ってからは孤児として生活していた少女が幻獣と出会い、自分の出生を知り新たな一歩を踏み出してい…

　佐鳥千世《さとりちせ》はある日お母さんに頼まれて私有地の山にあるダンジョンの調査をすることになった。 　本当は行きたくなかったけれど、仕方なくやって来た千世は早速モンスターに襲…

毎週土曜日更新予定 　私は生前の記憶がない。真白先生が言うには幽霊になったとしても生前の事をはっきりと覚えている方が珍しいという事なのだが、それでも少しくらいは覚えているのが普通…

ふくろうカフェ『dream owl』で働く五人の青少年たち。 そのお店を訪れた人には、幸福が舞い降りるという噂があった。 実は、彼らにはもうひとつの顔と仕事があって……。 〈キ…

短編３部作の第１話です。 登場人物／佐鳥→病弱な少年。時のことが好き。／時→佐鳥の好きな人。いつもお見舞いに来てくれる。／母さん→佐鳥のお母さん。佐鳥の為に庭にいっぱい花を植え…

歌探し専門の探偵、樹木鳥探偵事務所に少女が依頼主として現れた。 少女は「お母さんの子守唄」を探してというが……

『ブルームフェザー』。それは小鳥の形をした機械のおもちゃ。 今、この奇妙なペットが子どもたちの間で流行り始めているんだけど…… わたしは、どうしても、この機械の鳥を好きになれな…

「さあさあ、おいで、子供達。これから人形劇をはじめよう。りんご飴がチケット代わり。楽しんでくれるといいがね。ところで、ちょっと不道徳な内容かも。お父さんお母さんには、ないしょだよ…