「「私」と身体」を含む小説

主人公咲野大河はある日バイト先のコンビニで強盗に殺された。 「ボクは女神アチナ。ようこそ結城美佳さん」 「いや、俺は咲野です」 「あれ？器を間違えちゃったかな？」 「器？あれ？身…

　元気だった母が貧血で入院し、病院の看護士のトイレへの移乗失敗で看護士と共に床に落ちた後、脳梗塞となりました。 　およそ１１ヶ月ほぼほぼ毎日お見舞いに行き、６月に転院した病院の…

「人間は守る価値が無いと思います！」 　そう言い放ったのは一匹の妖精だった。 　しかしその一言は世界樹の怒りを買ってしまう。 『聞き捨てならない。人間は尊い存在だ。君は罰とし…

※完結しました！ 「聖女失格」の烙印を押されたその瞬間、私は目覚めた。 気がつけば、そこは剣と魔法のファンタジー世界。 私の身体は千年前に世界を救った伝説の聖女の生まれ変わり。…

不覚にも出会った君が とても素敵で、愛おしくて でも、そんな私は 身体を売っていたね。

私は天使だ。 雑念に塗れている人間を正すのが仕事。 人間は屑だ。見ただけで憎しみが溢れてくる。 人間は、私を死神だという。 人間は嘘を吐くものだ。 私の身体を嘘で汚すな。 …

私は四歳になる我が子の父親の顔を、知らない。 息子いわく、父親は『背が高くてかっこよくて、お休みの日は公園へ遊びに連れてってくれる優しいお父さん』なのだそうだ。 一目逢ってみたい…

3分の2をわすれちまいました。なので3分の3です。 私の身体も3分の3にならねえかな。 2024年8月の3分の3 雨が降るの、ちょー降るの、なんで降るの？暑いから？焼け石に水よ、…

　地面に頭をぶつけた拍子に、私は前世の記憶を取り戻した。 　それは、他力本願をモットーに生きていた、無職独身アラサー女の記憶だ。 　現状を確認してみると、今世の私が生きているのは…

私がかのスフィンクス嬢と出会ったのは、誰も訪れない遺跡内でのことだった。彼女は私の身体ほどもある両前足をきちんとそろえ、常に微笑しているかに見える、猫のような口をぴしっと閉じ、い…

この物語はデスゲームクリア後のラブコメ……のはず どこにでもいる平凡なデスゲーム運営組織の一人で、高校生の俺――犬飼与一は、デスゲームに参加していた少女――二ノ瀬未来を不正で勝…

「私は2番目で構いません。ただ……もし1番愛している方に思いを打ち明けることが出来ず、切ない思いをされているのであれば、私の身体も心も好きなようにお使い下さい。1番愛している方に…

「このイラストのキャラ、凄くエッチでしょ？」 雨音のように静かで穏やかな声をした少女の言葉が、同級生の少年に降り注ぐ。 「え？うん、まぁ……」 「これね、私が描いたの」 …

貧民区画に住む者には三つの脱出口がある。一つ。賞金稼ぎとして賞金首を狩る。一つ。ギャングになって悪事を働く。一つ。娼婦として身体を売る。そして年上の背中に隠れてばかりいた、獣人少…

本当の水槽とは、この世界そのものでは、ないだろうか。 過去作 ※この度天川様が開催されておりました、勝手に【天川賞】の天川のひとひら賞をいただきました。 https://ka…

急な病気から、全身麻酔で手術をすることになった。手術後、私の身体は恐ろしい苦しみに襲われる。もうダメかもしれない。過去の映像が頭の中に現れ始めた。ああ、いよいよか。これが世にいう…

一億を超える人口を抱える大国、オリデンス神聖帝国。 その第二皇子であるカーネリアン・ヴァイスは学生の身ながら、世界最強を謳われ、諸外国から恐れられる騎士だった。 しかしある晩、彼…

誰にでもある、こんな傷の一つや二つ。 勿論私にもあります。 ※本作品は「小説家になろう」にも投稿しています。 ※残酷描写ではありませんが、ほんの少し痛めの描写がありますのでご注…

ひらひらと舞う。 目の前を、ひらひらと。 真っ赤な吹雪が巻き上がる。 土煙があがる。 聞こえてくるのは泣き叫ぶ声。 思い出すのは建物の崩れる音。 ●登場人物紹介 紫庵：しあ。１…