バイシャ・ジヤ・グル。
つまり自身を『薬師如来』と名乗る爺様に、不老不死の薬を与えられて、一刧年のサイコロを振りながらタイムトラベルを繰り返すハメになってしまったカムラちゃん。
まずは過去から始まって、更には人類誕生前まで跳んでしまい、知らず知らず歴史改竄をしてしまう。
そして、一つの時代がなかったことに……(^_^;)
ジャンルはSF。仏教。タイムトラベル。地理・歴史好きな方は是非お読み下さい。
でも、何処と無なくファンタジックな印象もある作品です。
更には、読みやすく吸引力もある。
気づいたら最新話まで読んでました。
カクヨムコン6長編参加作品です。
読者選考2/7迄~!
王妃に孤児だった彼女は保護され、王家の一員となります。
彼女は不自由なく育ち、何時しか周りを省みない姫君になりました。
年頃となった姫君は、永遠の若さを求め、薬売りの老人から不老不死の薬
を手に入れ、不死となります。
しかし、如来様によって40億年前へ、姫君の住む世界へ立ち返るには、
時の番人が持つサイコロを振るしかありません。
このお話の魅力は、行った時代の生命体(原始細胞や古代生物)と意思
疎通出来る事です。
これは姫君がいる所の生命体が、擬人化生物と言う状態にあるからです。
この状態は、ほぼ人と同じ能力を持つと言う事らしいので、恋に落ちても
大丈夫、あんな事やこんな事もNo Problem。
SFとしてはハードな部類に入ると思いますが、心配はいりません。
異世界ファンタジーと同じ、難しい言葉は魔法詠唱を思えばよいのです。
生命の生い立ちを、スゴロクにして旅をする。
斬新で、とても面白いお話です。