「(ゆびきり)」を含む小説

犬と私は、「ゆびきりげんまん」で、“やくそく“しました。 「また会おうね」って。 これは、犬(ねむちゃん)と私の、小さな“やくそく“の物語です。 ねむちゃん、またね……

屋敷の中で生きる病弱な少女・レイナ。 外の世界を知らずに育った彼女の唯一の楽しみは、読書と、時折訪れる季節の風景だった。 そんな彼女の前に現れたのは、元気いっぱいで自由奔放な少…

　ゆびきりげんまん。子供の頃、誰しもがやったことがあるこの遊びは、あまりにも残酷で、あまりにも危険なものであることを知っているだろうか。 　しかしその内容はあまりにも残酷で、子供…

放課後の教室、窓の外に現れる謎の少女。 黒髪に赤いリボン、真っ赤な瞳の「ゆびきり屋」は願いを叶えてくれるという。 SNSで炎上した少女は「消えたい」と願った。 人間関係に疲れた…

空色杯応募作品　500文字以上の部 はるむらさきより、ぽっぽこと、柩月ルカが参戦しております。

架住暁(かすみあかつき):死に損ない 未明朔晩(みめいさくばん):人でなし 石狩鍋(いしかりなべ):北海道の郷土料理

春多は幼い頃、三つ編みを垂らした少女と約束をした。 「将来、ここへ戻ってくるからさ、結婚してよ」 ゆびきりげんまん、時は流れ、十年後、約束は草臥れ無くなったかのように思えたが..…

8/31。夏休み最後の日。 暇を持て余した高校生の榎本穂高は、訪れた学校でひとり勉強をする少女と出会う。 夏の一日を切り取った、青春ボーイ・ミーツ・ガール。 ※同人ゲームサーク…

私たちはまだ小さかった頃、ある約束をした。

高校生活二年目の夏休みの手前、私は先輩に誘われてレズビアン相手の援助交際サイトに書き込んだ。そこで初めて出会った相手は、私と同じ学校の女生徒だった。心の居場所を知らない私達の不器…

小学校1年生の少女・歩は、自分の家が「普通」ではないことを察しはじめていた。 そんなとき、父が「社長」を務める事務所でアダルトビデオのチェックをしている女子中学生さなえに出逢う。…

【第１回カクヨム短歌・俳句コンテスト、俳句の部、二十句連作部門】の応募作品です。 春・夏・秋・冬の四季をテーマに作品を作りました。 一つの季節に五句ずつ俳句を作っております。…

　少年は公園で、桜の木の下にいた。 　顔は見えないが可愛いらしくて綺麗な女の子だった。 　 　あの子は、黒い箱のようなものを持っていた。箱を開けると、指輪が入っていた。あの子は少…

七人の男女が集まる山荘に、逃亡中の強盗が侵入した。状況的に脱出は不可能で、監禁を余儀なくされる。 ろくな抵抗ができずに時間が経過し、一人が死んで見つかる。だが強盗たちは犯人ではな…

　赤き血の眷属『紅血人（フェルベ）』と青き血の眷属『蒼血人（サキュロス）』の間の100年にも及ぶ戦争。 　だけどそんな長きにわたる戦争も終わった今日。 　俺は国境付近で青い髪…

「かっとなった私は、思わず永田にむしゃぶりつき、キスをするようにして彼の舌を嚙み切ったのです。・・・永田はのけ反って倒れ、テーブルの角で頭を打って失神したので、舌を喉に詰まらせた…

息も凍る12月のある日、悠矢はクラスメイトによって体育倉庫に閉じ込められてしまう。両親の失踪や度重なる暴力行為を受け、悠矢は生きる気力を失くしていた。意識が朦朧とする中、悠矢を救…

文明の光が人間の生息域を照らす時代、魔物の存在はもう無くなったと思われる時代、其れでも、人知れず退魔の仕事は存在して居た。 それはそうと自分は家庭の事情で男の娘をしていた。 外か…

高校３年生で卒業アルバム委員にされてしまった小島彩花が探しているのは両親の卒業アルバム。 幼なじみから見せて貰ったそれに両親の姿がないこと、自宅の中で見つけてしまった数々の両親…