「#夏の恋」を含む小説

薄暗い夏の歩道橋の上。 僕は不思議な女の子に突然話し掛けられた。 高校生の女の子、実《みのり》は毎日決まった時間に現れて、僕に話し掛けるだけ。 黄昏時にしか逢えない、二人…

元侯爵令嬢は薬師となり、疫病から民を守った。『救国の乙女』と持て囃されるが、本人はただ薬師としての職務を全うしただけだと、称賛を受け入れようとはしなかった。 結婚祝いにと、国王…

『きみ、なんで火がお口から出てるの？』『……へーぇ。オレの火がみえるんだ』幼い日、墓石の陰から現れた妖しい子に、山内くんは命を救われた。小学校六年生になった山内くんは緑豊かな兵庫…

　主人公、花咲光里に久しぶりに友人毬絵から電話がかかってきた。 「語学留学行かない？」 「行く！」 　即答した光里。 　初めての海外。初めての寮生活。 　そして、久しぶりの恋。 …

財前直人、大企業サペレの副社長秘書。イケメンながら恋愛運ゼロ。後輩女子にはディスられ、副社長にはノロケられる。仕事は有能なのに、私生活は惜しいことだらけ。そんな彼にもめったにない…

【カクヨムU‐24杯応募作品】【第61回「文藝賞」落選作品】 今年で二十二歳になる三波は、二年前の夏に恋した中村さんのことを忘れられずにいた。いつもバイト先の窓から彼を探していた…

職場の男性に片想い中の舞夏。ある日舞夏の眼鏡を踏んだ俺様♂に「俺の女になれ」と言われ、その♂が片想いの彼と友達だと知り……？一途な舞夏の恋の結果は―――？

高３の紗世《さよ》は午前授業の日、幼馴染の祐《たすく》と５年ぶりに会話する。 中１のときから人前で脚を出すことが怖くなった紗世の、夏について。 真夏の道を二人で歩く――。 【…

あたしは玲哉が欲しいのに、玲哉は全然あたしを欲しがってくれない。

人と関わることに難しさを感じ、一人で毎日ひっそりと学校生活を送る高校一年生の宇野ほのみ。ある日の放課後、学校の中庭で起こった暴力沙汰を目撃してしまう。現場に座り込んでいたのは、イ…

拓斗、博樹、翔は１８歳の仲良し３人組だ。 夏休み初日、家族や友達と大喧嘩して、家を飛び出した。自転車で遠くの港町までたどり着き、破棄されていた古い漁船に乗り込み大海原に乗り出して…

質問企画、指定短編用で始めましたが、３つしか企画に参加できないのが思ったより不便だったので、質問回答用を別に作りました。 なので、こっちはテーマ指定短編用専用にします（エッセイや…

高校生活最後の夏、県外へ出て行こうとする恋人の蓮と私は、熱くてダルくてやさしい日々を過ごしていた。 結婚しようねと、高校生の恋人同士、そんな他愛もない約束だってしていた。きっと叶…

タカオとミミのラブストーリー 曖昧な関係の男女が夏を経て ある事をきっかけに起こる変化と恋の行方 さらりと読める短編です 黒っぽい音楽好きな方 異国料理が好きな方 古着系のおしゃ…

友だちがいない夏奈(かな)は、イメチェンするために髪を赤く染めるも、効果はなく相変わらず一人のまま。 けれど偶然街で会ってその髪を褒めてくれたALTのエレナ先生。夏奈はだんだとエ…

完璧美少女(自称)の井雲 八葵(いくも やつき)。 夏休みの補習でクラスの違うあなたと一緒になったことをきっかけに、八葵ちゃんとあなたの関係は築かれていきます。 等身大で、ちょ…

クラスメイトの青瀬は不思議な人だ。野球部だけど熱血っていうよりは、のんびりしていて目立つ方ではない。そんな青瀬が、古書店の孫娘であるわたしに、詩集の取り置きを頼んできた。野球部男…

　アーネストは海で溺れていたサンディー（本名はヨシオ）を助け、ひと夏の恋に落ちる。お互いこれはひと夏の思い出で終わるものと理解して、二度とあうことはないだろうと思って別れた。 　…