僕と君の一夏の恋

@kitagawasoushi

君と僕の一夏の恋

 「君は今元気ですか?。」と、僕は手紙を書く。これは君と僕の、一昨年の夏の話だ。

 その夏は、お婆ちゃんの家に行っていた。そこは何もなく、ただ人数が少ない海、それから広がった山と川があっただけ。

 ある日その川で遊んでいる時に"君"に出会ったね。僕より2つ年上のオニイチャンだった。僕達はすぐ仲良くなった、高1と高3だったからかな?。

 僕はお婆ちゃんの家でお昼ご飯を食べたあと、すぐ君と遊んだ。宿題を手伝ってもらったり、水遊びとかいっぱいしたね。

 そういえば君は一向に名前と家のことは教えてくれなかったね。

 そういえば、君と行った神社、今でも覚えてるよ。沢山の木にいた蝉の鳴き声と言ったら凄かったね。他にも神社にいたノラの三毛猫に「タマ」って名前つけてたよね。今思えば凄い安直な名前。こっちは東京だから暑いだけで、動物とかは見ないな。

 夏祭りも凄かったよね。いっぱいの屋台があって凄かったな。君は僕の欲しかったぬいぐるみを、射的で取ってくれたね。カッコよくてちょっと見惚れちゃったヨ。りんご飴は凄い硬かったね。だけど甘くて美味しかったな。特に印象的なのは、花火かな?。都会では見られないくらい大きくて凄い綺麗な花火だった。キツネのお面をつけた君の横顔が、花火に照らされてとてもかっこよかったな。

 花火のあと二人っきりで何したか覚えてる?

君が僕を木陰に呼んで、ブルンッってすごい大きくて太いくて長いのを見せてくれたよね。僕はそれを舐めたら、白くてちょっと臭い液体が顔と口についたよね。その後、僕のお尻にオニイチャンの、その熱くて太い、、すごく長いのが入ってきたよね。オニイチャンが言ってた「ゼンリツセン?」ってとこにゴリゴリ当たって気持ちよかった。これは2人の内緒って言われたから今でも言ってないよ。

 その後何回もキスをして「愛してる」って言い合ったよね。ショージキ恥ずかしかったかも。でもまたやりたいな。

  本当に君は今どうしてますか?。名前と家の事、何で言わなかったんですか?。今でも僕が好きですか?。あれはきっと君と僕の一夏の恋でした。また会いたいです。名前も知らないオニイチャン。

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