「フェス カクヨムオンリー」を含む小説

肖像画家は絶世の美女、王妃となる女の肖像を描く機会に恵まれた。 その仕事に面白みを覚えず、冷淡に肖像を描いた画家は、納品した際に女が見せた薔薇色の頬の美しさに取り憑かれ、その後は…

別に何かを成し遂げたわけでもないけど、私の人生はバラ色。 だから孤児院でずっと、両親を待っていた。

大錬金術師パラケルススの弟子、バーゼルのオーギュストは師より受け継いだ治癒の秘術を用い、多くの人々の病魔を癒しながら旅を続けていた。 盲目の令嬢ロゼの治癒を依頼されたオーギュスト…

「私」は、祖母の遺品整理を手伝うために久しぶりに実家を訪れる。 祖母の部屋で見つけた古い箱の中に、一冊の古びた日記と一通の未送の手紙があった。

死の間際、誰にも話せなかった『墓場まで持って行く話』を話す場所で、ある老人は新聞配達をしていた幼い頃の『初恋にも勝る記憶』を話す。 薔薇色屋敷という場所で遭遇した、不健康そうな…

ビュッフェで幸せになるまでの話です。

翌朝の二人。能力の話とかは全く出てきません。本当に淡々と翌朝の話です。

　文字通り「カクヨムを使い始めて思うこと」を、つらつらと書き綴っていきます。 　エッセイですから、順番に読む必要はありません。最初の方は飛ばして、どうぞ興味のある記事からお読みく…

　母のお腹にいる時から薔薇色の人生を約束されていた。 　家はこの王国の中でも上位に入る裕福な公爵家だ。

『忠言は耳に逆らう』 意味は『他人の忠告は素直に聞き入れられないもの』らしい……。私、金村　美冬にとってその言葉を聞いたのは授業だった。 しかし、その日の夜。 私はとある公…

　田島家は、傍系とは言え術者の家系なので、外見・所作からその力を見破られることは稀だが、魔力・霊力に敏感な者の警戒は避け得ない。 　故に、魔力・霊力が上がったら、速やかに相応する…

天国に到着したばかりのじいさん。 天国では、自分のことを思い出してくれる人がいるたびに、花が咲くという。 花の種類や色はその人との思い出を表すそうだ。 じいさんは決意する。 「…

人類が完全に仮想世界に移り住み、現実世界の労働がオートマタに託された世界。 ある資産家の妄執により、遺伝子組み換えによらない手法で青い薔薇をつくり出すことを命じられ、一生を徒労に…

薔薇色の人生は薔薇の色によっては変わるのでは。

頬が薔薇色な義妹《いもうと》です。

ロズンド王国の姫が魔王に拐われた。拐われた姫は自分が魔王城にいることに気が付き震え、叫ぶ。 「特製プリンが食べられないじゃない！」 これはプリンを食べたい姫がお城に帰る為に魔…

【カクヨムコン短編】【お題:帰る】愛する家族が帰ってくるお話です。

椿ヶ原家の娘の執事としてバイトをしていた璃空は、お嬢様の横暴っぷりに耐えられず夜逃げする。しかし、お嬢様はそれを認めないようで……。

メイコは帰宅途中、両親と逸れて雪道で迷子になってしまう。 そこへ駆けつけてくれたのは愛犬のマロンだった。