「権利 短編」を含む小説

私は転生エージェント。 転生する権利を得た人間の魂をマッチングさせるのがお仕事。 今日のクライアントは２４歳男性。日本という国で生まれ育った魂だ。 さあ、転生先を選んでください…

お前を甘やかす権利を得たな。 プラチナブロンドの短い髪に神秘的な紫の瞳、鍛え抜かれた体躯の武人な美丈夫が甘やかに微笑んだ。 その笑みをみて、やっちまった〜と内心思った。 なん…

　私達には「生きる権利」として「生存権」が与えられている。そして、その逆に「死ぬ権利」として「放命権」が与えられている。 　そんな世界で、貴方はどう生きますか？

　若くして不慮の交通事故で死亡した、階昇流（きざはしのぼる）は天界において異世界転生をつかさどる謎の少女、チトセと出会う。彼女はノボルに死後転生の難しさを伝えると同時に、有利なシ…

　虹の袂がデパートの屋上に降り注いでいる―――気になって屋上へ上がってみると、そこには一人の男性の姿が。すると突然「“夢を叶える権利”を進呈します!!」と言われてしまった！果たし…

たすけを請う龍に、男は言った。 「助けてやろう。そのかわり、おまえをよこせ」 男は求めた。美しい鉱石龍のそばにいて、ただひとり彼女に触れる権利を。 これは、死に場所を探す男と、…

公爵令嬢の生活が最高すぎて地球に帰りたくないけど、テストで上位に入らないと地球に強制返還……そんなの嫌！　 絶対に公爵令嬢の地位は手放さない！ でもイケメン王子やお菓子の誘惑が…

各話、独立したエピソードの短編集。 2016年に試作したもの、あるいは短編として他所で公開したものです。 一「ラストオーダー」 　地下酒場のホールに立つあの子に、私は恋をした。…

客足が寂しかったとある飲食店の夜。 キッチンに従事するアルバイトの先輩が、後輩に料理対決を挑む。 勝てば、気になるあの子に告白できる権利を得られるが、果たして――

男は高層ビルの屋上から下界を見下ろす。 女はフェンス越しに男と対峙する。 人はなぜ生きるのか。 なぜ生きねばならないのか。 これは、それを問うだけの物語。

鬼に人間同様の権利が認められ、両者が共存している現代社会。高校生の由井子は友人が鬼の求婚を受けたことにショックを受けるが、それを機に自分自身を見つめなおすことになる。

人間の衰えた機能を補綴する機器が当たり前のように使われている時代、修理を営む主人公の元に老婦人が訪れる。 しかし、その老婦人はどこかおかしい。もしかしたら……。 主人公はどうすべ…