「中華風」を含む小説

「文字は嘘をつかない。だけど、人は嘘をつく」 後宮で筆跡鑑定を専門とする検閲女官・深玉(しんぎょく)は、書かれた文字から人の性格までも読み解く変わり者。 深玉はある日、自死し…

「内宮は強いから、1人でも大丈夫だろ。こいつには、俺がいてやらないとダメなんだ」 　そんなセリフで振られてしまった、ぎりぎりアラサーOLの内宮恵理《うちみや えり》。 　やけ酒を…

そこは魔物（まのもの）を退治する『祓氏（ふつし）』と呼ばれる者たちがいる世界。霊獣玄武の血を引く黒家の姫、黒梓娟は黒家当主の伯父に「蒼眞佳の下へ行け」と命じられる。色仕掛けなんて…

偉大なる仙人の弟子である青年道士の蒼真月は、ある日師の命により修行場である山を下りて人の世で暮らすこととなる。

世界有数の港街・珊。 その賑わいからほど近い場所に建つ、つぎはぎだらけの巨大城塞――百蛇城塞では、善悪、人種、生い立ちなど、あらゆる境界を越えて人々は暮らしを支え合っていた。 …

私は楊婉、字は仙月。前世はオタクにして腐女子（結婚してからは貴腐人）である事を除けば、節約の為にコスメを手作りしたりしていた･･･どこにでも居る子持ちの主婦だったのだが、どういう…

〝桃花（タオファ）〟は若くして国一番の錬丹術師となった才女。 　しかしそんな彼女に恥ずかしげもなく「惚れ薬の制作依頼」などしたり、何なら下心満載の男どもに言い寄られたりと、二十歳…

燈国(とうこく)の宮中には、第二以下の皇位継承者の世話係「菫」を育成するための部署、菫花部(きんかぶ)が存在する。 孤児の春狼(しゅんろう)は幼いときに人買いに攫われ、類まれな…

――裏切られた主人公梅琳（メイリン）の次の仕事の場は、後宮―― メイリンは、宴の場で愚かな婚約者に婚約破棄され、姉の代役として過酷な女の園……後宮に入ることになった。 彼女を支え…

かつて世に名を轟かせた“剣神”の三男・黎 雲舟（れい・うんしゅう）は、家族の中で唯一――剣を捨てた。 稽古嫌いで、本ばかり読んでいる“木偶の坊”。 剣姫と呼ばれる美少女の幼馴染…

順次更新予定 雪華:読み→シェファ　明は"せっか"と呼ぶ　香沙国第一皇女　初登場時八歳　明が気になる 明:読み→ミン　本名不詳　初登場時十五歳　雪華と仲良くなる 李義:読み→リギ…

稀代の王「けいしゅん」に妃が出来た。そして数日で仕えのものが大勢死刑になった。その報告を崑崙が聞き、事の解決をする人選に「みゃー」を選んだ。潜入した先、愛人にならないかと慶春に声…

国で最も信仰されている仙人の姫琳/ヂェン・リンは国で起こる事件を仙力を使い解決していた。 ある日後宮で殺人事件が起こり、調査へ行くことになる。そこで数日前に失踪していた弟子の風仙…

武徳9年、秦王・李世民は政変を起こし、兄である太子・李建成と、弟の斉王・李元吉を自らの手で葬り去った。 この事件をもって、後に「貞観の治」と称される盛世の幕が静かに上がる。 だ…

暁（ぎょう）という国には泰江若（たいこうじゃく）という三十五歳の豪商がいた。 彼は六人の妻を持ち、湖のほとりに豪邸を建てて暮らしている。 最後に妻となった第六夫人、銀水鶴（ぎんす…

男主人公の女性向け小説に挑戦してみました！ 兄を庇って死んでしまった、主人公の樹。神様に転生の条件として出された使命は「人助け」だった。 妖魔が蔓延る世界で樹は人助けができるのか…

十六歳になったばかりの苺苺（メイメイ）は皇太子妃として、絶世の美青年と噂の皇太子がおさめる後宮に召集される。だが肝心の皇太子は病に臥せっており、後宮には不在。 そんな中、苺苺は真…

窈児は夫たる皇帝の心が己にないことを承知しつつも、愛らしい息子を得て心穏やかに暮らしていた。しかし宮殿では数年前から、五行思想に則った怪事が起こっており、不安の声が絶えることはな…

「黒龍茶を煎れよ」 そう命じたのは、城下の民が畏れる独裁者――煌皇（こうおう）だった。 命を受けたのは、代々皇帝に仕える茶師の名家『蘭家』一族の少女・蘭麗（らんれい）。 伝説とさ…