「コメディ/お仕事」を含む小説

休日、喫茶店でくつろぐ男に一本の電話がかかってきた。それは営業先の大事なお客様から。そのお客様から預かった大切な電話番号をメモに残したいと思ったのに、周りにメモがない。焦った男が…

記録官は見た！　 天才取調官の一部始終を……

世紀末日本、某年某月某日某所にて。今日も今日とて悪の組織の女幹部として活動していただけのレディ・エスメラルダ……こと、この私、柳みどり子。敵対する正義の味方の一人、通称レッドにと…

便利屋なんて不安定な事を何で始めてしまったのかと、何度となく思ってたきた。 でも今はこの環境が良かったと、この環境で良かったと思う。 「明日は何を食べさせようか」いつからかそんな…

天才ホラー小説家×書けなくなった元小説家。 酒クズ姉御と健気な子犬系男子、 ホラー？　コメディ？　荒ぶる作家たちのホラー小説のための心霊取材は、ガチの心霊検証！ ※「残酷描写有…

TV番組制作の下っ端AD加藤は、ある時、謎のシェフと出会う。 彼は「スタッフが美味しくいただくためのシェフ」と名乗った。 パイ投げに使われたパイ。大食いタレントの食べ残し。わさび…

柴犬の爆発的増加により、世界は混乱に陥った。 積毛による交通網の麻痺。作物への被害。服に毛がすごい。 国土交通省『毛害対策局』の若手・羽柴は毛害対策に奔走する日々を過ごしていた。…

野村和美は気が付けば、新作乙女ゲーのライバル令嬢ダイアナとなっていた。 乙女ゲー知識を駆使して、この世界で無双をしようと彼女は意気込む。 それがどんな結果をもたらすかを考えもせず。

　私の名前は、戸中井（となかい）かな。この名前のせいで、子どもの頃から悪ガキたちに「トナカイ！　赤鼻のトナカイ！」とからかわれてきた私にとって、クリスマスは一年でもっとも嫌いな行…

「なんで消費税をちょっと取るとブーブー言うくせに、一円の得にもならない推しには全財産を貢ぐんだ？」 　国民の異常な考えに納得がいかない総理。増税をすると不平不満ばかり言う国民に、…

■シャルロッテの独り言 私は「許嫁」や「女性は家庭を守るべき」という旧時代的な制度に抵抗しようとしただけで、他者の不幸を望んだ事は一度もありません。その結果として私が不幸になった…

宇宙船のパイロットをしている男は悩んでいた。 宇宙船の中が臭いのだ。 原因を探る男は一つの結論に辿り着く。どうやら臭いのは昨日乗せた異星人、「クッサ星人」のようだ。

初レースを迎える騎手とその彼女を描いたコント小説

会社帰りに駅で飛び込み自殺をしたあたし――リウ・エトワールこと星野梨羽が転生した先は何とカタカナのビジネス用語で溢れかえった異世界！？　しかも前世の社畜人生が嫌で死んだはずなのに…

時代は、人工知能が浸透した世界。 様々な職業がアンドロイドに変わった世界で、人間の語部紡久は探偵業を営んでいた。 彼の捜査スタイルはアンドロイドの助手に頼り切った放任捜査。 持…

高校時代からの腐れ縁、香菜と祐実香。 45歳になった二人の恋の行方は…。

日本人だった記憶を持つ下級官吏の娘サピエンティアは、直接攻撃には不向きな光属性の適性しかなかった。 街路灯の蓄光石の補充係をすれば一生食うには困らないのだけど、もう少し自分の可…

日の本の国、日本。極東に位置する小さな島々。 その国では昔から、この世には『八百万の神』…数え切れないほどの神が存在していると考えられていた。 雨を降らせたり、風を起こしたり…

心霊ビデオ制作委員会。俗称、"心作"。 これは、世に出回る"ヤラセ"の心霊映像を創り出す、彼らの話。

就活連敗中の日向マナはひょんなことから吸血鬼に召喚されてしまいました。 吸血鬼にとってはごちそうにあたる稀血ながらも期待していたものとは違う、と夕飯に回されそうになったマナです…