概要
〈あらすじ〉
人間VS魔族の戦争が終わって200年。
もはや勇者が攻めて来ることもない現代の魔王城で、四天王と呼ばれながらも、退職寸前の男がいた。
魔王親衛隊長グウ。
中間管理職的ポジションの彼は、上司からも部下からも振り回されて、今日もエナジードリンクが手放せない。
可愛い副隊長に慕われたかと思えば、ドS美少女将軍からパワハラを受ける――そんなハードな日々の中、引きこもり歴15年の魔王が人間の地下アイドルを推し始め、グウの過労に拍車をかける。
うずまく陰謀、歴史に隠された真実、各種ハラスメント――凶悪だけど、どこか憎めない魔族たちの物語。
注:倫理観やモラルが人間とかけ離れている表現がございます。
Case
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ヘタレ最強魔王様(上司)の成長してく姿も楽しい要素
読み進めていく中で、登場人物達の駆け引きや成長、絆の深まりも有って続きの展開が待ち遠しくなります
登場人物達の感情や性格がうまく表現されていて、ストーリーに感情移入でき登場人物達を応援したくなります
伏線と回収もうまく入っていて、テンポよく進み読んでて展開が楽しみになります
書籍化やアニメ化されたらきっと面白い作品になると思います
その理由として、
魔王の推し活が、
良い塩梅にメインとサブの話になって、サブの話がメインストーリーの展開に大きな影響を与えてる感じに仕上がっててテンポよく進んでくのと、それぞれのキャラが思う事の違いだったりが時間経過と共に解き明かされていったり、事件の後か…続きを読む - ★★★ Excellent!!!魔族が集まれば「社会」ができる。そんな「魔族社会」のハートフルコメディ
私はこういう小説好きです。人間が「絶対善」で、魔族が「絶対悪」という物語、あんまり好きじゃないんですよ。実社会で、私はいつも「絶対悪」側にされる人間なので、、、
って、本題はそこじゃなくて、この小説は「魔族」が「絶対悪」ではないことを思い出させてくれる物語です。人が集まれば「社会」があるように、魔族があつまれば「社会」ができるわけで、この物語は、そんな当たり前の「魔族」の日常を描いています。
ただ「会社勤め」の人からしたら、「脚色」が多すぎるって感じるかもしれませんが、コメディです。「魔族」だから「許される」ブラックジョークなのです。そういう視点で見れば「面白い」と思います。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!魔界基準のギャグです。このギャグを人間に適応すると消滅します物理的に
魔界には恐ろしくて強い魔族がいるわけですが、彼らにも社会と組織があるわけですね。
そんな環境に、魔族としては常識人の主人公がいます。彼は中間管理職ゆえに、同僚・部下・上司に振り回されるわけですが、このちょっと過酷で笑えそうで笑えないギリギリの日常(?)を楽しむ物語です。
たしかに彼にとっては日常なんですが、我々人類にとっては命がいくつあっても足りない環境なので、ハードな笑いが提供されます。
いやこれ笑っていいんだろうか、みたいなブラックジョークもあるため、主人公の心労は察するところがあります。
ちなみにこの世界の魔界とは、我々現代人の地球と同じ時間軸にあるため、空間を飛び越…続きを読む