魔族が集まれば「社会」ができる。そんな「魔族社会」のハートフルコメディ

 私はこういう小説好きです。人間が「絶対善」で、魔族が「絶対悪」という物語、あんまり好きじゃないんですよ。実社会で、私はいつも「絶対悪」側にされる人間なので、、、

 って、本題はそこじゃなくて、この小説は「魔族」が「絶対悪」ではないことを思い出させてくれる物語です。人が集まれば「社会」があるように、魔族があつまれば「社会」ができるわけで、この物語は、そんな当たり前の「魔族」の日常を描いています。

 ただ「会社勤め」の人からしたら、「脚色」が多すぎるって感じるかもしれませんが、コメディです。「魔族」だから「許される」ブラックジョークなのです。そういう視点で見れば「面白い」と思います。

 ちょっとだけ「中間管理職トネガワ」に似てるかなと思いますが、浪花節も結構利いてて、結構私は好きです。鬱々とした気分を抱えている人、是非これを読んで心をリフレッシュさせてくださいね!

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