魔界基準のギャグです。このギャグを人間に適応すると消滅します物理的に

 魔界には恐ろしくて強い魔族がいるわけですが、彼らにも社会と組織があるわけですね。

 そんな環境に、魔族としては常識人の主人公がいます。彼は中間管理職ゆえに、同僚・部下・上司に振り回されるわけですが、このちょっと過酷で笑えそうで笑えないギリギリの日常(?)を楽しむ物語です。

 たしかに彼にとっては日常なんですが、我々人類にとっては命がいくつあっても足りない環境なので、ハードな笑いが提供されます。

 いやこれ笑っていいんだろうか、みたいなブラックジョークもあるため、主人公の心労は察するところがあります。

 ちなみにこの世界の魔界とは、我々現代人の地球と同じ時間軸にあるため、空間を飛び越えてしまえば、普通に秋葉原とかで文化を楽しむことができます。

 魔王がゲーミングPC持っているとか、地下アイドルの追っかけをしているとか、なんでもありです。

 ですが、ギャグ一辺倒ではなく、ちょっとした浪花節もあったり、魔族のバトルもあったりするので、まるで塩コショウを追加するみたいに物語の変化を楽しむことができます。

 中間管理職の大変さを知っている人たちや、やや毒のあるギャグを見たい人たちは、ぜひこの物語を手に取ってみてください。

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